ローソン/石川県で「地域防災コンビニ」の実証実験、AIドローン活用

2024年12月24日 10:20 / IT・システム

石川県、石川県警察、KDDI、ローソンは12月23日、ローソン店舗の屋根に設置したAIドローンを使い、捜索や事故時の初動対応など警察活動の高度化に向けた「地域防災コンビニ」の実証に成功した。

<実証の様子>

地域活性化と能登半島地震からの創造的復興の推進を目的とする「石川県とKDDIの包括連携協定」にもとづき、日常と災害発生などの緊急時を区別しない「フェーズフリー」をコンセプトに実施したもの。ドローンを事件・事故時の初動対応といった日常の警察活動に用いることで、緊急時にもドローンを迅速に利活用する体制の整備を目指している。

今回、七尾警察署(石川県七尾市)からAI制御により障害物を自動回避しながら安全に自律飛行が可能なドローン「Skydio X10」を、ローソン七尾小島町店(同)から「行方不明者の捜索現場」や「交通事故現場と見立てた場所」まで飛行した。

<行方不明者の捜索>

まずは、ローソン七尾小島町店から直線距離で約1km先の小丸山城址公園を行方不明者の行き先地として設定し、ドローンで行方不明者を捜索。ドローンのサーマルカメラを活用することで、上空から迅速に行方不明者を発見することができた。

<事故時の初動対応>

次に、ローソン七尾小島町店から直線距離で約5.1km先の能登島大橋駐車場を交通事故現場と見立て、ドローンの高精細カメラ映像から事故現場の確認までの初動対応を実施した。通常、車で移動すると約15分かかるところ、ドローンでは交通状況に左右されず、約8分で急行できたという。

さらに、ドローンの映像を元に3Dモデルを作成することで、事故現場を立体的に把握でき、担当者が現場に向かわずに遠隔で状況を確認できることも実証した。

4者は今後、AIドローンを活用した災害発生時の被災状況の確認に加え、日常で発生しうる事件・事故の初動対応などの警察活動への活用の可能性についてさらなる検討を進めていく。

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