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コロワイド/エムワイフーズ栃木工場で太陽光発電、20年間で666トンCO2削減

2023年02月07日 15:58 / 経営

コロワイドはこのほど、連結子会社でグループのマーチャン・ダイジングを統括するコロワイドMDが管轄する栃木工場で、太陽光発電設備の稼働を開始したことを発表した。

<栃木工場の屋上設置型太陽光パネル>

太陽光発電設備を導入したのは、コロワイドMDの全額出資会社で、飲食店や一般消費者向けに「宮のたれ」の製造、販売を手掛けるエムワイフーズの栃木工場。コロワイドグループでは、昨年来、グループのセントラルキッチンを含む主力工場を対象に太陽光発電設備の順次導入を進めている。これまでコロワイドMD直轄の主力4工場への設備導入を完了、再エネの供給を開始しており、今回の栃木工場はグループ内で5拠点目となる。

栃木工場の出力、いわゆる太陽光パネル容量は81.6kW(キロワット)。年平均の日射量等を勘案した年間計画発電量は7万5561kWh(キロワット時)を見込み、これは標準的一般家庭で約25世帯分の年間消費電力量に相当する。今回の太陽光発電設備の稼働によって、同工場は年間使用電力量の内、グループ内最大水準の21.5%相当を自然由来の再生可能エネルギーに置き換えるとともに、年間で33.3トン、今後20年間で約666トンの二酸化炭素排出削減効果を見込む。

なお、今回の同工場への太陽光発電設備は脱炭素化、二酸化炭素排出削減に向けた取り組みの一環として、いわゆる電力購入契約(以下PPA)モデルによって導入された。PPA事業者はVPP Japanで、栃木工場では同社に設備の設置、保守を委託し、発電された電力の全量をオンサイトにて自家消費する。

コロワイドグループは現在、気候変動の緩和に向けて二酸化炭素の排出量を2030年度までに2020年度対比で50%削減することを目標に掲げ、サプライチェーン全般における資源の有効活用、電力消費の最適化、再生可能エネルギーの安定的利用などにより脱炭素化を進めており、今回の取り組みもその一環だ。

■エムワイフーズ 栃木工場
所在地:栃木県河内郡上三川町大字多功南原2568番地3
敷地面積:4354m2(延床面積1572m2)
操業開始:平成11年4月
事業内容:飲食店用・一般消費者用たれ(「宮のたれ」)の製造及び販売

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