イケア/バイオ接着剤に切り替え、温室効果ガス排出量30%減へ
2023年03月14日 11:00 / 経営
イケア・ジャパンは3月14日、板材製造時のクライメートフットプリントを削減するため、接着剤を化石原料ベースからバイオベースに切り替えると発表した。
現在、イケアのバリューチェーンでは、接着剤をもっとも消費するのが板材の製造時で、板材製造時に使用する接着剤由来のクライメートフットプリントが全体の5%を占めている。この接着剤の切り替えを通じ、2030年度までに化石原料ベースの接着剤を40%削減、接着剤からの温室効果ガス排出量を30%削減を目指す。
化石原料ベースからバイオベースの接着剤への切り替えを段階的に進め、2030年度までにイケアのサプライチェーンに属する大半の板材製造工場で、環境への影響が少ないバイオ接着剤が使用されることを計画している。
リトアニアのカズルー・ルーダにあるIKEA Industryの工場では現在、トウモロコシ由来の産業用のりを使った接着装置が大量製造の現場で初めて採用されている。10年にわたって化石原料ベース接着剤に替わるものを探し求めた結果だという。
並行して、ほかの接着装置の実験も行っている。
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