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たまプラーザテラス/フードロス削減EC初の常設店、近隣農家の作物も販売

2023年05月10日 15:02 / 経営

東急モールズデベロップメントは5月10日、商業施設運営を通じてサステナブルなまちづくりを推進するための取り組みをより広く発信するため、「Tokyu Malls Development Sustainability Action」公式ウェブサイトを公開した。

<ウェブサイトのイメージ>

同社はSDGsに関するイベント実施やテナント誘致などを4年間で約180件行っており、地域住民がより身近に、気軽に、SDGsに参加できる環境を提供することが使命と考え、積極的にサステナビリティ活動を推進してきた。2023年度テーマを「子どもの笑顔をつくる」「循環型社会の実現」「脱炭素社会の推進」の3つに定め、より広く情報発信していくために公式サイトを公開。これまでの取り組みの記録や、今後取り組んでいく内容を具体的に紹介する。施設のウェブサイトだけでなく、サステナブルな取り組みについて特化したウェブサイトを制作し公開することで、顧客がさらにサステナビリティ活動を行うきっかけになることを目指す。

<クラダシ初の常設店舗オープン>

今年度テーマ「循環型社会の実現」の取り組みの一つとして、リニューアルを進めている東急田園都市線たまプラーザ駅直結の地域密着型商業施設「たまプラーザ テラス」(横浜市青葉区)に、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi(クラダシ)」が初の常設店舗を2023年5月26日にオープンする。同店では、さまざまな商品のロス削減を目指し、まだ食べられたり使用できたりするにもかかわらず捨てられてしまう可能性のある商品などをお得な価格で販売。日々、施設を利用する顧客が廃棄やロスになるはずだった商品を自然と手に取ることができ、SDGs17の項目を横断して支援することにもつながる。

同社は2020年からクラダシの出店誘致を開始し、POPUP SHOPをこれまで5回開催。オンライン事業を行う企業がテナントとして常設店舗を出店するのは、同社では初めて。

さらに、クラダシとともに地域のフードロス削減活動にも取り組む。「たまプラーザ テラス」近隣の農家で、規格外などの理由でフードロスになってしまう野菜や果物を不定期で販売するほか、地域の農産物や農家、都市農業を紹介する機会を創出し、地産地消を促す。なお、環境省が主唱する6月の環境月間では、「たまプラーザ テラス」の特設会場を利用し、環境について考え、学ぶ機会を提供する共創イベントなどを開催する予定だ。

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