スギHD/日本ホスピスHDと資本業務提携を締結

2023年06月16日 15:20 / 経営

スギホールディングスは6月16日、日本ホスピスホールディングスの普通株式160万株(発行済株式総数の19.91%)を取得するとともに、同社との間で資本業務提携契約を締結することを発表した。

スギグループは、関東・中部・関西・北陸エリアに1500店舗以上を展開し、約3500名の薬剤師と約500名の管理栄養士を擁する調剤併設型ドラッグストアを強みに、地域の生活者の病気予防・健康管理に生涯にわたって関わり、健康増進に貢献する「トータルヘルスケア戦略」を展開。一方、日本ホスピスグループは、「在宅ホスピスの研究と普及」をミッションとして、「看取り」へ対応する緩和ケア(=ターミナルケア)を、末期がん・難病患者を主な対象として提供している。

同提携は、両社グループの協力関係を一層強化するものであり、ホスピス住宅事業の展開の促進を図るとともに、入院・外来から、居宅における在宅医療・介護、その後のホスピス住宅における在宅医療・介護までの患者様体験を一気通貫でサポートする体制を構築することで、利用者の満足度を高められると考えたという。

業務提携により、ホスピス住宅事業の展開を促進。ホスピス住宅の啓蒙・支援活動を行うほか、新規ホスピス住宅に関する物件情報の提供および物件を共同開発する。入居者への生活必需品や消耗品備品(医療材料、衛生材料等含む)の安定・適時・低価格での供給に加え、両社グループのサービスを融合することで質の高い緩和ケアサービスを提供していく。加えて、患者体験を一気通貫でサポートし、居宅でのがん・難病患者の受入れ体制、居宅からホスピス施設へのシームレスな連携体制などを構築する。

これによりスギHDは今後、急成長が見込まれるホスピス住宅の患者向け訪問調剤事業を展開でき、両社グループの看護師間の専門性強化に向けた取り組み、経営資源の融合における新たな領域への展開など、看護事業の展開を促進していく。患者体験を一気通貫でサポートする体制を構築することで、今後の市場拡大が期待されるスペシャリティ医薬品の応需体制を強化できる。

なお、同提携が2024年2月期のスギHD連結業績に与える影響は軽微だが、中長期的には業績や企業価値の向上に資するものと考えているという。

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