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オギノ/空調・冷蔵・冷凍設備を自動制御、電気使用量13%削減へ

2023年07月19日 11:00 / 経営

オギノは7月17日、テクノミライが提供するエネルギーマネジメントシステム「BAMDS/COA」を導入すると発表した。

オギノ

デジタル技術を積極的に活用し、店舗の空調設備、売場冷蔵・冷凍設備の出力調整を一体管理することで、BAMDS導入済み店舗全体の電気使用量を前年比平均約13%削減、CO2排出量を年間約1640トン削減する計画だ。

2022年9月より、富士川店、山梨店の2店舗で実験的に導入した。電気使用量の削減率は、前年対比約13%と省エネ効果が確認できている。本年度中に20店舗で採用する予定となっている。

BAMDSは、空調関連機器を自動制御することで、冷房時の過 冷房、暖房時の過暖房を防ぎ、空調関連機器の省エネを実現。一方、ショーケース、冷凍・冷蔵庫の設定温度と検知温度を入力、特許プログラムシステムにより自動制御することで、エネルギー使用量を低減する。

また、防露ヒーター時間を適切に制御することで、電力使用量を削減する。同時に、吸気、廃棄の換気設備、空調設備の制御により、売場の空気湿り熱量もコントロール。結露防止だけでなく、ショーケース、冷凍機への負荷を軽減させるという。

なお、急激な環境変化などにより、商品への 影響が懸念されるほど庫内温度が上昇した場合には、省エネ対象機器の制御を自動調整し、ショーケース、冷凍・冷蔵庫の温度を最適に保つ。BAMDSが制御用に利用するショーケースの温度データを使って、全ケースの温度管理表をBAMDSが自動生成。本部にての温度データを一元管理することにより、現場温度記録業務が不要となり、結果、現場作業の省力化も可能だとしている。

テクノミライは、多くの特許技術による実現されたBAMDS 4D/COAシステムによって、2002年から21年間で、22社220カ所以上の店舗・設備などの電力、ガス使用量の削減を支援している。

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