流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ワールドサプライ/商業施設での物流業務100件目受託

2023年10月17日 15:57 / 経営

SGホールディングスグループで百貨店・大規模小売店向けの納品代行や店内配送を手がけるワールドサプライは10月17日、同日オープンした「京都髙島屋S.C.専門店ゾーン『T8』」(京都市下京区)の受託をもって、商業施設における館内物流業務の受託件数が100施設となったことを発表した。

<配送スタッフの様子>

ワールドサプライはFLS(Facility Logistics Support)事業として、大型・複合商業施設において、各運送会社から施設内のテナントへ納品される荷物を集約し、施設内指定配送業者として店舗まで配送するサービスを提供している。

2011年に開始した同サービスは、施設内外の物流環境を向上させることを目的としたもの。納品物を運ぶ運送会社のトラックドライバーを納入口で待機させることなく、複数の運送事業者が納品のために施設内を行き交うことがなくなるという。

トラックドライバーの労働時間を短縮することで、2024年問題の解決に貢献。納品車両の入館登録規制や納品時間スケジュール管理によって、施設周辺の渋滞も緩和する。トラック待機時間の削減によって、CO2排出量も減らす。

独自の館内配送システムを活用しており、OCR(Optical Character Recognition=光学的文字認識)技術を用いて伝票を読み取り、到着した荷物を仕分けるシステムや、サイン・はんこの押印が要らない電子受領システムなど活用。環境に配慮したペーパーレス運営にも貢献する。

また、接客マナーを重視して施設の雰囲気に合わせた制服を着用するなど、施設館内の空間を演出する一員として来館者が安心して買い物できる環境を提供することに努めてきた。このような価値提供が評価され、受託施設の全国100施設到達につながったという。

■商業施設の関連記事
大丸/梅田・京都の2店舗でワールドサプライが店内配送業務を開始

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧