賃上げ2024/吉野家HD平均8.91%の引き上げ、大卒初任給は23万2500円に
2024年03月07日 13:10 / 経営
吉野家ホールディングスは3月6日、吉野家ホールディングスと吉野家に在籍する正社員に対し、労使協議及び賃金規程見直しにより平均8.91%の賃金引き上げを行うことと発表した。また、大学卒の初任給を21万7729円から23万2500円(ライフプラン手当を含む)とし、1万4771円増額とした。
物価高騰に対する社員の生活水準の向上および従業員確保のための賃金改定で3月分の給与から引き上げる。
人材確保の取組みとして、昨年、定年再雇用店長の年収を昨年対比155.5%とする人事制度の改定を実施した。店舗で働く定年再雇用者のモチベーションを高め、組織と共に成長し、繁栄するためのパートナーとして役割を果たすことを期待している。
現在、グループは「For the People~すべては人々のために~」をグループ経営理念に掲げている。「People」とは、グループの価値提供を支えていただき、喜びや楽しさ、幸せの輪を拡げていくあらゆるステークホルダーであり、お客のほか、取引先、株主・投資家、地域社会、そしてグループの従業員も含まれている。
従業員を価値提供の原資として、一人ひとりの多様性や個性を尊重し、いきいきと働ける職場づくりによって活躍と成長を促す。また、そこから生まれる商品・サービスで顧客満足度を高め、事業を通じて社会への貢献を果たし、自らの持続的成長につなげるという。
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