サッポロビール／「黒ラベル エコパック」ライフとウエルシアでテスト販売
2024年05月22日 11:00 ／ 経営
サッポロビールは5月28日から順次、紙使用量を従来品よりも約13％削減した6缶パック資材を使用した「サッポロ生ビール黒ラベル エコパック」をスーパーマーケット「ライフ（首都圏）」とドラッグストア「ウエルシア薬局（首都圏の一部店舗）」で、テスト販売する。
＜黒ラベル エコパック＞
サッポログループは、サステナビリティ重点課題のひとつに「循環型社会の実現」を掲げて取り組んでいる。サッポログループ容器包装ビジョンにおいては、2050年までに循環型社会に対応した容器包装へ100％変更することを目指しており、2023年1月からグループ傘下のサッポロビールでも次世代容器包装開発の「ecoフレンドリー」プロジェクトを始動した。
「ecoフレンドリー」シリーズ第1弾でテスト販売した「改良型6缶パック」では、缶の保持性に課題が残る結果となった。今回のエコパック商品は、従来品の6缶パック資材をベースに、缶の保持性や安全性を維持しながら天面および側面の一部の幅を短縮し、紙使用量を従来品よりも約13％削減した。ビール類の350ml、500ml用の6缶パック資材全量に採用すると想定した場合には、年間で約650トンの紙の使用量を削減、資材製造に伴うCO2排出量は約400トンの削減につながることが見込まれる。
今後もスピード感をもって環境配慮型の容器包装開発を推進する。積極的に実証実験をする「スモールトライ」を通じたお客とのコミュニケーションにより、次世代の容器包装を次々と創造し実用化を目指す。
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