ニトリHD/採算悪化で出店計画を見直し、似鳥会長「今は待ちの状態」
2025年11月14日 14:14 / 経営
ニトリホールディングスは今期(2026年3月期)の出店計画を見直した。当初計画では国内外合計で前期比101店増の1149店舗だったが、1075店舗と74店舗少なくなった。採算の合わない店舗の退店などが理由だ。
国内の出店は890店舗から865店舗に修正。11月13日の決算説明会で似鳥昭雄会長は「今は待ちの状態」と説明。「店舗数は予定よりも少ないが、これは仕方ない。建築費が高くて採算が合わない」という。
一方、海外については、当初計画の259店舗から49店舗少ない210店舗に修正。前期末の213店舗に比べて3店舗の純減となる。
特に前期末に100店舗を構えていた中国大陸では、収益性の改善を最優先に出店計画を大幅に見直し、出店4店舗に対して退店25店舗と、21店減の79店舗を計画する。
似鳥会長は中国大陸について「不景気で売上も15%下がり、半分以上の店が赤字。今が一番苦しい時」と危機感を持つ。ただ「来年は中国も黒字化し、10店・20店ずつ出店していきたい」と述べた。
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