ソニーマーケティングは9月24日、銀座四丁目交差点に開業した商業施設「GINZA PLACE(銀座プレイス)」に4階から6階に、ソニーショールーム/ソニーストア銀座をオープンした。
ソニーショールーム/ソニーストア銀座は、ソニーの創造力と技術力を結集して開発した最新の製品やソニーならではの感動体験を提供する施設で、8月28日まで、数寄屋橋交差点前のソニービル内で運営していた。
現在、2022年秋を目途にソニービルをリニューアルする「銀座ソニーパークプロジェクト」を実施しており、ソニーショールーム/ソニーストア銀座を、銀座プレイスに移転した。
ソニービルのリニューアル計画は策定中で、銀座プレイス内のソニーショールーム/ソニーストア銀座は一時的な移転ではなく、恒久施設として運営する。
店舗面積は3フロア合計で約577m2。ソニービルの旧店舗よりワンフロアの面積が広く、見通しがよくなった構造を生かし、4階、5階の2フロアに商品を集中して展示し、より目的の商品が探しやすい店舗とした。
ソニーマーケティングの河野弘社長は「インターネットで何でも買える時代だからこそ、実際にお客さまと触れ合える接点を重視した。我々の世代が、ソニーの創業者から直接、薫陶を受けた最後の世代だと思うが、創業者の盛田昭夫氏は、お客さまと直接コミュニケーションを取ること、そして、ソニーファンの創出を大事にしていた」と出店の経緯を説明した。
ソニービルでは、1日平均で約1万人、年間で約400万人が来場していた。銀座プレイスでも旧施設を超える集客を目指す。
テクノロジーとライフスタイルの情報発信拠点としての役割を担う施設で、お客へのダイレクトなコミュニケーションの場として、「来るたびに、新しい発見と、新しい感動を」をテーマに、ソニーから新しいユーザー体験を提供する。
河野社長は「お客さまとのダイレクトコミュニケーションや製品体験の場を創出する。製品体験の結果、ここで商品を購入したいというニーズに応える付帯的な利便性の一つとして、物販を位置付けている。そのため、売上目標は設定していない」と語る。
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