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三陽商会/ブランドEC運営「ルビー・グループ」ソニー系ネット広告会社に売却

2021年03月11日 10:30 / 経営

三陽商会は3月11日、連結子会社ルビー・グループの全株式をSMNに譲渡すると発表した。

同社は、2020年4月14日公表の「再生プラン」に則り、収益確保のために事業の選択と集中に取り組んでおり、その一環として行うもの。譲渡価額は16億円。

ルビー・グループは、ラグジュアリーブランドのEコマース構築、マーケティング、フルフィルメント(受注から配送までの業務)、カスタマーサポートを含むオペレーションまで幅広くワンストップで提供できる強みとデジタルソリューション領域のノウハウを持つ。

SMNは、ソニーグループのマーケティング・テクノロジー会社として最先端技術を活用した広告配信サービスを展開。三陽商会は、SMNが保有するデータ解析、人工知能技術及びそれらを活かしたソリューションノウハウは、ルビー・グループが提供するEC支援事業とのシナジー効果を大きく見込めることから最適な譲渡先と判断し、株式譲渡を決定した。

SMNグループの既存顧客にはアパレルEC企業も多く、ルビー・グループが持つデジタルソリューション領域のノウハウを活かし、これまで以上に顧客のマーケティング活動を支援するとともに、新たな顧客基盤の構築を目指すという。

ルビー・グループの2020年2月期売上高は17億1400万円、営業利益1億8800万円、経常利益1億8900万円、純利益1億3400万円だった。

■ルビー・グループ
所在地:東京都渋谷区富ヶ谷2-43-10
代表取締役社長:三枝 明大
事業内容:ラグジュアリーブランドのe Commerce構築・運営、コンサルティング事業など
資本金:1億7400万円(2021年2月末現在)
設立年月日:2011年1月12日
大株主及び持株比率:三陽商会100%

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