味の素、Mizkan/関東・関西間の鉄道による共同輸送を開始
2016年02月18日 14:45 / 経営
味の素とMizkanは3月から、関東・関西間の鉄道による共同輸送を開始する。
これにより同区間におけるモーダルシフト率を高め、CO2排出量の削減を図る。
味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社、Mizkanの食品メーカー6社は、2015年2月、「食品企業物流プラットフォーム(F-LINE)の構築」に合意した。
持続可能な物流体制の実現に向けて、6社共同配送の構築、中長距離幹線輸送の再構築、物流システムの標準化などについて検討を重ねてきた。
今回、2015年11月に発表した、北海道での共同配送の取り組みに続き、中長距離幹線輸送の再構築を目指した。
関東・関西の物流センター間の製品の輸送については、味の素では久喜物流センター(埼玉県久喜市)と西日本物流センター(兵庫県西宮市)間をトラックで行っている。
また、Mizkanでは関西第二物流センター(兵庫県三木市)と関東物流センター(栃木県栃木市)間を鉄道とトラックの併用で両社とも片道輸送を行っている。
関東・関西間の対象ルートにおいては、味の素は関東へ輸送する製品が少なく、Mizkanは関西へ輸送する製品がないことから、鉄道往復輸送については、両社とも単独での実現には至っていなかった。
3月からスタートする鉄道による関東・関西間の往復輸送では、往路(関東から関西)で味の素の久喜物流センターから西日本物流センターへ味の素の製品を運ぶ。
復路(関西から関東)では、Mizkanの関西第二物流センターから関東物流センターへ、Mizkan製品を輸送する。
同取り組みにより、対象ルートのモーダルシフト率は両社合計で約50%となり、約25%のCO2排出量削減が実現する予定。
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