国分/シンガポールに低温食品物流の合弁会社設立
2018年12月13日 14:40 / 海外
国分グループ本社は12月12日、シンガポールのCommonwealth Capital Pte Ltd(以下:CCPL)と、シンガポールにおける低温食品物流事業の合弁会社を設立すると発表した。
同社は、第10次長期経営計画において海外事業の「基幹」事業化を掲げており、アセアン事業はその柱の一つ。
中でも、シンガポールは経済発展に伴い食品物流の高度化が加速する有望な市場。
また、アセアンエリアにおける交通、経済、物流、情報の中心地であり、グループが事業展開しているマレーシア、ベトナム、ミャンマーのアセアン事業の中核地と位置づけ、進出を計画していた。
一方、CCPLは、シンガポールにおいて製パン・精肉・デリカ・アイスクリームの食品製造事業、パスタチェーン、ベーカリーチェーンの外食事業、低温食品物流事業など、食品のバリューチェーン構築を中心に多角的な経営を行っている。
今回、物流事業に関する効率化・高度化による一層の企業価値向上を目指す同社と合弁会社を設立し、シンガポールにおける低温食品物流事業を共同で進めていく。
合弁会社は、CCPL傘下で低温食品物流事業を展開するCommonwealth Food Services Pte Ltd(以下:CFS社)より物流事業の移管を受け、事業を開始。
移管後のCFS社は、CCPLグループの不動産管理部門として事業を継続する。
その後、CCPLグループの事業運営ノウハウと国分グループの物流運営ノウハウを融合し、シンガポール国内の外食事業者・小売事業者の物流業務を受託することで事業拡大を目指す。
■合弁会社概要
商号:Commonwealth KOKUBU Logistics Pte Ltd
所在地:シンガポール
事業内容:低温食品物流事業(保管・配送・納品)
資本金:1000万1400シンガポールドル(国分による出資・株式引受後)
事業移管日:2018年12月1日
出資比率:CCPL70.0%、国分グループ本社30.0%(国分による出資・株式引受後)
売上高:2928万7000シンガポールドル(2017年12月期)(CFSの2017年12月期売上高)
(約2430百万円、1シンガポールドル=83円)
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