LINE/イオンフードスタイル港南台店で販促実験、デジタルチラシ配信
2019年04月01日 16:20 / 販促
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LINEは3月30日、ダイエーと共同で、店頭販促ソリューション「LINE Sales Promotion」を活用した店外集客施策の実証実験を「イオンフードスタイル港南台店」を開始した。
今回の実証実験では、「イオンフードスタイル港南台店」の実証実験専用LINE公式アカウントを利用し、当該アカウントの「友だち」(登録ユーザー)に向け、2種類のデジタルチラシを属性別にターゲティング配信する。
店頭に設置した「LINE Beacon」を利用することで、配信されたデジタルチラシを閲覧したユーザーの来店を計測する。
また、デジタルチラシ掲載商品のレシートを活用したキャンペーンを実施することで、チラシ閲覧者の購買傾向を計測する。
今回の実証実験では、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、サントリー酒類の協力のもと、対象商品の特価情報をデジタルチラシに掲載、店頭ブースでレシートを提示すると抽選カードがもらえる購買キャンペーンを実施する。
なお、今回のデジタルチラシの配信対象は、3月15日~3月24日の実証実験準備期間中に、「イオンフードスタイル港南台店」の実証実験専用LINE公式アカウントを友だち追加したユーザーに限定される。
実証実験準備期間は、店舗内に設置した二次元コードや「LINE Beacon」、GPSを利用した「LINE」を通じたメッセージのターゲティング配信などの告知を通じ、港南台エリアのユーザーの「友だち」追加を促した。
配信対象となる友だち数は、3月29日時点で約2700名となった。
デジタルチラシのターゲティング配信の基準となる属性データは、アカウントへの友だち追加時に通知されるユーザーへのアンケート結果をもとにしている。
従来のチラシを活用した販促施策では、印刷コストや新聞の非購買層へのリーチなどが課題となっていた。
さらに、新聞の発行部数は、2018年では1世帯あたり0.7部まで減少。
新聞購読率は20代で約7%、もっとも購読率の高い60代でも60%弱にとどまるなど、小売店にとって、広告媒体としての新聞折込チラシのリーチ力は弱まりつつある。
今回、日本全国で広く利用される「LINE」をプラットフォームにすることで、より手軽に閲覧されやすい環境で、効率的にチラシをユーザーへリーチさせ、集客に繋げることが可能になる。
閲覧時や来店に対してインセンティブを付与することで、チラシ閲覧や店頭での「LINE」の起動を習慣化させることもできるという。
従来より小売店舗やメーカーにとって課題であった来店・購買データの取得についても、「LINE」を活用することで、LINEがもつユーザーデータ(みなし属性)と紐付けたデータ分析や効果測定が可能になる。
今後は、配信コンテンツのパーソナライズやエリアターゲティングなどを活用することで、店舗の実ユーザーへ向け、より効率的に、より精緻にデジタルチラシを配信していく。
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