ココカラファイン/3月期、客数伸び悩み増収減益
2019年05月10日 11:10 / 決算
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ココカラファインが5月10日に発表した2019年3月期決算によると、売上高4005億5900万円(前期比2.5%増)、営業利益129億1500万円(5.8%減)、経常利益152億3300万円(4.9%減)、親会社に帰属する当期利益91億5800万円(1.0%増)となった。
調剤事業は、M&A及び出店戦略の成果により規模拡大が進んだことにより、売上高は587億1000万円(前期比7.3%増)。
2018年4月の診療報酬改定に伴う薬価引き下げや報酬体系の大幅な見直しによる影響にも柔軟に対応することができた。
同社が推進している「健康サポート薬局」は、2019年3月末で26店舗と計画以上に増えた。
一方、ドラッグストア事業は、上半期の相次いで発生した自然災害や全国的な天候不順に加え、下半期の暖冬による風邪薬など冬物季節商材の不振により、客数が伸び悩み厳しい状況が続いた。
しかし、カウンセリング販売の充実や売価の適正化など、きめ細かなマーチャンダイジングが付加価値力を強化し、売上総利益率を向上することができた。
また、ココカラ公式アプリの累計ダウンロード件数が110万件と計画を大幅に上回った。
販売状況は一般用医薬品については花粉関連薬が好調だったものの、猛暑の影響により季節外用薬が伸び悩み、売上高は528億1100万円(1.7%減)となった。
化粧品は、カウンセリング販売の充実など付加価値商品への取り組み強化により1080億3600万円(3.4%増)。
健康食品は109億600万円(3.7%増)、衛生品は402億6900万円(1.7%減)、日用雑貨は477億9600万円(0.0%)。
食品は、飲料や保健機能食品などが牽引し売上高396億1500万円(3.2%増)。卸売は取引先増加により392億5600万円(3.7%増)になった。
出退店は、新規70店舗を出店、38店舗を退店し、収益改善を図るとともに、40店舗の改装を実施した。3月末のグループ店舗数は1354店舗。
次期は、売上高4090億円(2.1%増)、営業利益135億円(4.5%増)、経常利益160億円(5.0%増)、親会社に帰属する当期利益94億円(2.6%増)を見込んでいる。
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