DCM/グループ5社2021年3月めどに統合
2019年12月10日 17:20 / 経営
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DCMホールディングスは12月10日、DCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマック、DCMサンワ、DCMくろがねやの5社について、2021年3月をめどに統合すると発表した。
同社は、2006年9月1日、カーマ、ダイキ、ホーマックの3社による共同株式移転により設立された持株会社であり、2019年8月末日現在673店舗を展開する国内最大のホームセンターグループとなった。
設立以来、サンワ、くろがねやなど、新たな仲間を迎えることにより、事業基盤の一層の強化を図ってきた。
2006年の共同持株会社化以降、組織、社内制度、情報システム、業務の統一を進め、PB商品の開発、物流の整備など、一歩一歩着実に利益率の改善をしながら、グループ各社の業務の統合を行っている。
このような成果を踏まえ、来るべき未来における需要や社会・経済に関わる未曽有の変化に対して、これまで以上に迅速かつ効果的に対応していくために、統合を進めることを決定した。
これまで同社グループにおいてそれぞれホームセンター事業を担ってきた各社は、その歴史・特色を活かし、独自にノウハウ・専門性・人材のリソースを蓄積・育成してきた。
統合により、それらを、ホームセンター事業を統一的に執行する1つの事業体に集約・共有した上で、ホームセンター事業全体において最適化・効率化を図り、消費者により近い視点で、各地域の社会インフラとして役割を果たしていく。
同社は、グループ全体における重要な経営判断(戦略的意思決定)に注力する。
5社の統合を推進することを通じ、「モノ」から「コト」という消費トレンドの大きな変化や急速なIT化・デジタル化、物流改革の進展などに対応。DIYを核とする商品・サービスの開発に取り組むことなどにより、快適なくらしを総合的に支える生活快適化総合企業、生活のさまざまな面におけるプラットフォームとしての存在・企業として、来るべき未来に対応する2つの「DCM」(「Demand Chain Management=お客視点からの流通改革」と「Do Creat Mystyle=くらしの夢をカタチに」)の実現を、より一層追求していく。
DCMホールディングスの2019年2月期営業収益は4457億5800万円、営業利益210億1300万円だった。
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