カワチ薬品/4~12月、ドミナント強化で売上高0.4%増
2020年01月27日 10:40 / 決算
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カワチ薬品が1月24日に発表した2020年3月期第3四半期決算によると、売上高2018億5300万円(前年同期比0.4%増)、営業利益38億4100万円(0.6%増)、経常利益45億4600万円(4.6%減)、親会社に帰属する当期利益29億2400万円(0.4%増)となった。
ドラッグストア業界は、競合各社の出店増に加え、異業種・異業態間における価格競争の熾烈化が続くなど、経営環境は一層厳しさを増している。
そのような中、同社グループでは、強固なエリア基盤構築による更なる優位性の確保と効率化を目的に、ドミナントエリアにおける出退店を進めた。競争激化に対応するため、販売価格や品揃えの見直しを図る一方、専門性強化を図るため、健康や美容に関するカウンセリング機能の強化に努めた。
新規出店は、既存地区である、茨城県に3店舗、栃木県に2店舗、秋田県、山形県、福島県に各1店舗、計8店舗を出店。調剤薬局は、岩手県、山形県、茨城県、長野県に各1件、計4件を既存店に併設している。岩手県の2店舗、茨城県、静岡県の各1店舗、計4店舗を退店した。同社グループの店舗数は、計338店舗(内、調剤併設115店舗)となっている。
また、ポイントに係る会計処理について、新ポイントカード切り替えにより、将来使用されると見込まれる金額を合理的に見積ることが可能となったことに伴い、第1四半期連結会計期間より、将来使用見込額をポイント引当金として計上。この結果、売上高、売上総利益、営業利益、経常利益、税金等調整前四半期純利益がそれぞれ9億3900万円減少した。
通期は、売上高2670億円(前期比0.5%増)、営業利益48億円(10.1%増)、経常利益59億円(6.9%増)、親会社に帰属する当期利益37億円(83.5%増)を見込んでいる。
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