H2O/4~12月、消費税増税の反動減や暖冬で営業利益26.9%減
2020年01月29日 11:30 / 決算
エイチ・ツー・オーリテイリングが1月29日に発表した2020年3月期第3四半期決算によると、売上高6939億7600万円(前年同期比0.9%減)、営業利益118億9100万円(26.9%減)、経常利益123億円(27.6%減)、親会社に帰属する当期利益25億3300万円(59.3%減)となった。
第2四半期までは、前年度に相次いだ自然災害が今年度は少なかったこと、また消費税増税前の駆け込み需要が寄与したことにより、連結売上高は1.4%増と伸長した。しかし、増税後は、駆け込み需要の反動減に加えて、消費マインドの冷え込みによる買い控えや、暖冬の影響により、百貨店事業と食品事業の売上高が減少した。その結果、第3四半期期間(10~12月)の連結売上高は5.0%減となった。
売上高の減少に伴う粗利益の減少により営業利益・経常利益ともに2ケタの減少となった。
百貨店事業の売上高は、前年同期と同水準となった。しかしながら、衣料品の売上が低調に推移し、粗利益率が低下したことに加えて、阪神梅田本店の減価償却費や、神戸阪急と高槻阪急の改装に伴う経費が増加したことなどにより、営業利益は27億円の減益となった。
食品事業は、減収減益となった。イズミヤでは、建て替え店舗や新店が売上高増加に寄与したが、再編を進めているGMS店舗において非食品部門の売場面積が減少していることに加えて、不安定な天候の影響や増税後の非食品部門の売上落ち込みなどにより、売上高3.6%減、営業利益は前年同期に対して13億円の減益となった。
阪急オアシスは、価格政策の見直しと経費削減の取り組みを進めたが、売上高が4.3%減、営業利益は4億円の減益となった。
通期は、売上高9280億円(0.1%増)、営業利益160億円(21.7%減)、経常利益162億円(24.2%減)、親会社に帰属する当期利益50億円(131.2%増)を見込んでいる。
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