ドラッグストアのインバウンド消費/1月上位30品のうち「マスク」12品
2020年02月28日 16:30 / 月次
True Dataは2月28日、全国ドラッグストアのPOSデータによる2020年1月インバウンド消費動向調査を発表した。
1店舗あたりのインバウンド消費購買金額は、前年同月比3.4%増加し、2018年10月以来15か月ぶりのプラスとなった。
新型コロナウイルスの影響でマスクを買い求める訪日外国人が多く訪れたため、1店舗あたりの購買件数が増加し、前年同月比11.1%増だった。
売上個数ランキングの1位は、花王「キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム」となった。2位「DHC 薬用リップクリーム」、3位興和新薬「三次元マスク ふつう M ホワイト 7枚」と続いている。
売上個数ランキングでは上位30商品のうちマスクが12商品を占めた。
日本政府観光局(JNTO)の発表によると、1月の訪日外国人数は、4か月連続で前年同月を下回り前年同月比1.1%減少。1月27日より中国からの団体ツアー、航空券とホテルのパッケージ商品の販売が禁止されていることから、2月以降も訪日客の落込みが予想される。
■春節期間のインバウンド消費
2020年の春節1月24日~30日(前年2019年2月4日~2月10日)を見てみると、春節期間の1店舗あたりの購買金額は前年比23.6%増加、1店舗あたりの購買件数は59.1%と大幅に増加した。
新型コロナウイルスの影響でマスクが大きく売り上げを伸ばし、前年の春節期間と比べ23倍を記録した。
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