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厚労省/新型コロナウイルスに関するQ&A(一般向け)更新

2020年02月28日 16:20 / 行政

厚生労働省は2月28日、新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)を更新した。

Q&Aは、「新型コロナウイルスについて」「基本方針」「感染様式」「新型コロナウイルス感染症の予防法」「潜伏期に関するもの」「症状がある場合の相談や新型コロナウイルス感染症に対する医療について」「その他」「妊娠や胎児への影響に関すること」「保育園などに関すること」「外国人向けの案内」で構成している。

感染様式では、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられる。

飛沫感染は、感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染する。感染を注意すべき場面として、屋内などで、お互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときを上げている。

接触感染は、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、自らの手で周りの物に触れると感染者のウイルスが付く。未感染者がその部分に接触すると感染者のウイルスが未感染者の手に付着し、感染者に直接接触しなくても感染する。感染場所の例として、電車やバスのつり革、ドアノブ、エスカレーターの手すり、スイッチなどを上げている。

空気感染に関しては、国内の感染状況を見ても、空気感染は起きていないと考えられるものの、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等がなくても感染を拡大させるリスクがあると指摘している。

予防法では、まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がける。具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避ける。また、十分な睡眠をとることも重要だという。

また、人込みの多い場所は避け、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときは注意してほしいという。

濃厚接触については、濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は二つあり、「距離の近さ」と「時間の長さ」で判断する。

必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられる。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議では、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離で2メートル程度)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高いとされている。

イベントについては、この1、2週間が感染防止に極めて重要である中で、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等は大規模な感染リスクがあることから、2月26日から2週間は、中止、延期又は規模縮小などの対応をお願いする。その後の対応については、今後の感染拡大の状況などを見ながら判断するという。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の意見

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)

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