オーケー/関西スーパーとH2Oの経営統合計画は楽観的と反論
2021年10月19日 13:15 / 経営
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オーケーは10月19日、昨日、関西スーパーマーケットが発表したH2Oとの経営統合に関するFAQ(第2回)についての見解を発表した。
まず、関西スーパー、イズミヤ、阪急オアシスの各社別の事業計画について「合理的に実現可能」と説明がされているが、3社とも、利益率の改善による右肩上がりの増益を毎年続け、近年の実績から大幅に乖離した利益水準、利益率を前提とする計画となっていると指摘。3社の事業計画は非常に楽観的であると主張している。
また、関西スーパーが、契約相手方(H2Oグループ)が作成した事業計画を十分に検証したのか疑問で、関西スーパーが株主に示す理論株価(1787~3128円)は信ぴょう性に乏しいと指摘した。その上で、関西スーパーとH2Oは理論株価(1787~3128円)の実現に対し、責任を負うべき姿勢を明確にすべきだという。
そのほか、多額ののれんが計上されるリスクについて、引き続き明確な説明がない点、東証市場区分の変更によりプライム市場に残れない可能性やその影響について、引き続き何の説明もない点、親子上場懸念への対応策についての説明を求めた。
最後に、オーケーは、実質的な協議の場を得ていないと指摘。関西スーパーは、特別委員会によるオーケーへの一方的なインタビューなどを経営統合に関する「協議」と位置付けているが、オーケーはこれらの面談を実質的な「協議」とは捉えていないと主張した。
以上を踏まえ、オーケーは、引き続き、H2Oとの経営統合は、関西スーパーとその株主にとって不利益となるおそれがある議案と考えており、10月29日の臨時株主総会で反対の票を投じる予定だ。また、オーケー同様、経営統合に異議のある株主は「反対」の議決権行使をお願いしている。
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