相鉄ジョイナス/予兆制御AI「SEE GAUGE」で空調管理を自動制御
2021年11月26日 11:50 / IT・システム
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相鉄ビルマネジメントは11月26日、相鉄ジョイナス(横浜市西区)の施設管理に、予兆制御AI「SEE GAUGE(シーゲージ)」を導入した。
同AIは、アドダイスが独自に開発した技術に基づき、施設管理における技術者の技や判断を学習し、進化を繰り返すもの。
今回、相鉄ジョイナス各所に既設のセンサーから得られる温度、湿度などのデータと、状況に応じて管理者が行ってきた制御装置の操作を組み合わせて学習した同AIが、既存の施設管理システムにおいて、管理者による操作に代わり、予兆を検知しながら空調管理を自動制御する。
温度、湿度などセンサーにより得られたデータをもとにした想定と、実際に起こった現象との差異をAIが学習し、これを重ねることで予兆を検知。検知するセンサーは、アナログ計測機器などを含む既存設備との組み合わせにも柔軟に対応することが可能だという。
なお、本格導入前の2年間にわたる実証実験で得られた経験値を、AIデータとして活用している。
相鉄ジョイナスでは、これまで建物の構造上、空調管理が難しく、施設やテナントの多様化するニーズに苦慮するなどの課題を抱えていた。同AIの導入により、人の感覚的な技術まで数値化ができ、より快適かつ効率的な空調管理を目指す。
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