DNP/日立ビルシステムとエレベーター向けデジタルサイネージ開始
2022年01月31日 14:00 / IT・システム
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大日本印刷(DNP)は1月31日、日立ビルシステムと、マンションやオフィスビルなどの利用者の属性に合わせて広告や情報を配信するエレベーター向けデジタルサイネージ(電子看板)ソリューションの国内での提供を6月1日から開始すると発表した。
<エレベーター向けデジタルサイネージ>
ソリューションは、エレベーターにデジタルサイネージを設置。画面を見る人の外見上の特徴から、ある程度の年齢や性別などを推定するセンシング機能を持つカメラを使って、エレベーター利用者に合った広告や情報を配信する。カメラで得たデータは個人を特定することなく蓄積と分析ができるという。
<配信コンテンツのイメージ>
デジタルサイネージ用コンテンツの管理・配信には、DNPの「DNPサイネージ配信管理システム SmartSignage(スマートサイネージ)」を利用する。
システムは遠隔操作が可能で、データ更新時は即座に画面表示へ反映する。アカウントごとに、さまざまな設定が行えるほか、設置場所や利用者層に合わせて、広告を始め、日付、天気予報、ニュース、占い情報などのコンテンツを配信できる。また、災害などの緊急時の情報、エレベーター点検予定日などの施設情報をテキストで発信も行える。
ソリューションは、日立ビルシステムがマンションやオフィスビルなどに貸し出す形で、デジタルサイネージ機器を設置するため、マンションやオフィスビルなどのオーナーは、導入や運用コスト不要で利用できる。ソリューション事業は広告収入を中心に展開する。
2社では、日立ビルシステムと保全契約を結ぶエレベーターが設置されているマンション、オフィスビル、商業施設、公共機関などに提供し、2023年度末までに5000台の導入を目指す。同時に、エレベーター内だけでなく、エレベーターホールでの設置の実証を行うなど、ソリューションの強化を進める。
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