国内主要路面店の動向/銀座ハイストリート空室率は0.2ポイント上昇の4.5%
2022年05月13日 13:20 / 経営
CBREは5月11日、最新の国内主要店舗(路面店舗)の市場動向に関するリポート「リテールマーケットビュー 2022年第1四半期」を発表した。
東京・銀座ハイストリート空室率は、対前期比0.2ポイント上昇の4.5%だった。
比較的面積が大きい募集物件でテナントが決定した一方、新たな空室も出ている。銀座ハイストリート賃料は、2期連続横ばいの24.15万円(月/坪)。CBREは「銀座エリアに路面店舗がないラグジュアリーブランドの出店ニーズがあるほか、既存店舗があるリテーラーの移転ニーズもみられている」と分析している。
また、表参道・原宿ハイストリートの空室率は、0.5ポイント下落の7.2%となった。賃料は、2.3%上昇の17.78万円。比較的面積が小さい複数の募集物件で、テナントが決定している。
新宿ハイストリートの空室率は、2.2ポイント上昇の8.0%となった。比較的面積が大きい区画で、空室が出たため、空室率が上昇した。賃料は、対前期比横ばいの17.00万円。
渋谷ハイストリートの空室率は、9.2ポイント上昇の12.3%となった。100坪以上の空室が複数出たことが主因。そのほか、渋谷エリアではポップアップストアの出店ニーズが複数あるという。
大阪・心斎橋ハイストリート空室率は、1.8ポイント上昇の14.5%。心斎橋筋商店街で空室が増えたことが主因となる。賃料は、0.7%上昇の14.20万円。ラグジュアリーブランドの出店ニーズが集まる御堂筋で、賃料が上昇した。
名古屋・栄ハイストリート空室率は、0.8ポイント上昇の0.8%。賃料は、3期連続横ばいの7.05万円だった。
■問い合わせ先
https://www.cbre.co.jp/ja-jp/
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