良品計画/木の実から作った「天然素材カポック使用」衣料品拡大
2023年01月06日 12:50 / 商品
無印良品を展開する良品計画は1月10日、環境負荷の少ない天然素材「カポック」を使用した衣料品のアイテム数を拡大する。2023年春夏シーズンでは男女合わせて17アイテムを順次、全国の無印良品とネットストアで発売する。
「カポック」は、東南アジアの熱帯地方に自生する樹木で、病害虫に強いため農薬をほとんど使用することなく、少ない水や肥料で育つ環境負荷の少ない植物。その実から取れるワタ(繊維)は、古くからクッションなどの詰め物に利用されてきた。繊維の中が空洞のため軽く、空気を多く含む特徴があり、世界で最も軽い天然繊維と言われている。
無印良品では22年春夏シーズンから一部店舗とネットストアでカポックを使った衣料品の販売を開始した。これまでにシャツやパンツ、カポックを中わたに使用したアウターなどを販売してきたが、23年春夏シーズンでは、展開するアイテム数を拡大し、紳士、婦人合計17アイテムを無印良品の全店舗とネットストアで販売する。
無印良品は1980年の誕生以来、3つの視点「素材の選択」、「工程の点検」、「包装の簡略化」を守りながら商品をつくり続けている。また現在、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、生活の基本を支える商品・サービスを拡充している。今回、季節に合わせた着心地の良いベーシックな衣料品を、環境負荷の少ない素材を生かして拡大するという。
今回、カポックの色そのままの生成やデニム生地のダークネイビー、合わせやすい黒などベーシックなカラーを中心に展開する。また、羽織としても着用できるオーバーシャツデザインの長袖シャツやワンピース(婦人)、セットアップにもなるシャツジャケットとスカート、タックパンツ(婦人)、ジャケットとワンタックパンツ(紳士)など着回ししやすいアイテムを揃えた。今後も、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、環境負荷の低減を考慮した商品開発を進めるという。
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