三菱食品/4~12月営業利益25.2%増、コンビニ向け・業務用が回復
2024年02月05日 16:10 / 決算
三菱食品が2月5日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高1兆5874億1500万円(前年同期比4.0%増)、営業利益240億9400万円(25.2%増)、経常利益256億4500万円(22.8%増)、親会社に帰属する当期利益184億1100万円(30.3%増)となった。
売り上げ面は、本格的な人流回復によって、コンビニエンスストアや業務用取引を中心に全般的に取引が伸長したことにより、増収となっている。
利益面も、取引伸長や採算管理強化による利益率の改善などにより、大きく伸びている。
物流現場の混乱が懸念されている「2024年問題」に対する取り組みとして、トラックの空きスペースを活用したサステナブルな物流サービス「trucXing(トラクシング)」の提供を開始。キユーソー流通システムと物流事業の一部統合に関わる業務提携を行った。
加工食品事業の売上高は5153億4500万円(2.1%増)、営業利益は61億600万円(21.6%増)。
売上高は、コンビニエンスストア、ディスカウントストアとの取引が堅調に推移したことや、記録的な猛暑・残暑で飲料が好調であったことにより、増加。利益面は、取引の見直しに伴う採算性の向上により、前年同期を上回った。
低温食品事業の売上高は4714億2800万円(6.0%増)、営業利益は130億3200万円(21.8%増)。
売上高は、スーパーマーケット、コンビニエンスストアとの取引が伸び、業務用商材の復調や猛暑でアイスクリームが好調で増収だった。利益面は、売上高増加、採算性の向上により増益を計上している。
酒類事業の売上高は3850億4400万円(2.6%増)、営業利益は29億200万円(6.4%増)。
売上高は、業務用商材の復調やドラッグストアとの取引が増え、猛暑や10月の酒税改正でビールが減税となった影響により、増加。利益面は、売上高増加に伴う売上総利益の増加により、前年同期を上回った。
菓子事業の売上高は2155億9600万円(7.4%増)、営業利益は32億8600万円(60.2%増)。売上高は、コンビニエンスストアやディスカウントストアを中心に取引が総じて伸び、増収。利益面は、売上高増加および採算性の向上により、増益となっている。
通期は、売上高2兆800億円(4.2%増)、営業利益290億円(23.8%増)、経常利益310億円(23.0%増)、親会社に帰属する当期利益220億円(28.5%増)を見込んでいる。
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