ヤオコー/バイオガス発電で食品リサイクル循環を推進
2024年04月03日 10:18 / 経営
ヤオコーは4月3日、西東京リサイクルセンター(以下:NRC)と共同で、バイオガス発電事業での食品リサイクルループを構築したと発表した。
また、同事業は、食品スーパーとして初となる、農林水産大臣、経済産業大臣、環境大臣による食品リサイクル法の「再生利用事業計画」の認定を取得した。
この取り組みは、同社店舗で排出された食品残渣(総菜や野菜くずなど)を、NRCでバイオガス発電(メタン発酵処理)を通じてリサイクルし、再生可能エネルギーを発電する。
発電時の副産物として発生した固形物を肥料としてヤオコーファームの農地に散布し、野菜を栽培する。さらに、その肥料を使って育てられた農産物が、また店舗で販売されるという循環型モデルとなっている。
NRCとの食品リサイクルの取り組みでは、店舗におけるごみ分別の方法を抜本的に変更した。
NRCでは、廃棄物として搬入される包装容器などの廃プラステックなどメタン発酵に適さない発酵不適合物とメタン発酵原料となる内容物を分別することが可能。そのため、対象店舗では、生ごみとその他廃棄物を分別する手間がなくなり、それまで可燃ごみとして処分されていた店舗でも、生ごみを食品リサイクル資源とし活用できるようになったという。
取り組みの結果、従来の食品リサイクル実施店舗に比べても、1店舗あたりの食品リサイクル率が約1.6倍に上昇し、一方可燃ごみ排出量は約25%削減された。
さらに、次のステップとして、バイオガス発電で発電した再エネ電気を、ヤオコーファームの水耕栽培(ハウスレタス栽培)の成長促進用LED照明で使用することを開始している。
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