すかいらーく 決算/1~6月売上収益12.7%増、新規出店・業態転換を推進

2024年08月15日 14:11 / 決算

すかいらーくホールディングスが8月14日に発表した2024年12月期第2四半期(中間期)決算によると、売上収益1914億3600万円(前年同期比12.7%増)、営業利益119億8300万円(320.1%増)、税引前利益107億100万円(586.8%増)、親会社に帰属する当期利益62億9400万円(前期は5億4900万円の利益)となった。

同期間の既存店売上高は前年比12.5%。2023年11月に、ファミリーダイニングブランドで、幅広い利用動機を獲得できるグランドメニューを導入。低単価のサイドメニュー拡充やアルコール商品の値下げ、割安な価格でのセットメニューの提供などで、客単価も上昇している。

小皿商品の充実により、幅広いオケージョンでの使い勝手が向上。来店頻度増にも貢献した。

売上総利益率は、メニュー改定による粗利益率の改善や店舗段階での食材ロスの低減、部門横断の原価低減プロジェクトで講じた対策などで、価格高騰の影響を抑制した。結果、売上総利益率は67.8%と前年と同水準で、依然として業界の最高水準を維持している。

販売費および一般管理費は、売上増加に伴い7.6%増。売上の大きい週末に重点的に従業員を配置したため、人件費が9.5%増えているが、売上増・利益増につながっており、売上高人件費率は1.0%下がった。

また、その他の営業費用は、15店舗の閉店に係るのれん処分損を6億5100万円計上している。

新規出店は13店舗、業態転換は45店舗。新規出店13店舗のうち7店舗は海外での出店で、台湾で「しゃぶ葉」2店舗、「むさしの森珈琲」3店舗、「横浜牛排(ステーキ)」2店舗をオープンした。店舗改装(リモデル)も継続して行い、26店舗の改装を実施した。

通期は、売上収益3950億円(11.3%増)、営業利益240億円(105.3%増)、税引前利益210億円(141.6%増)、親会社に帰属する当期利益130億円(171.9%増)を見込んでいる。

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