サンドラッグ 決算/4~6月増収増益、インバウンド需要の取り込み強化

2024年08月15日 14:48 / 決算

サンドラッグが8月14日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高1945億6500万円(前年同期比6.8%増)、営業利益109億1900万円(10.3%増)、経常利益106億4300万円(5.3%増)、親会社に帰属する当期利益72億9000万円(5.6%増)となった。

駅前店舗を中心に、医薬品・健康食品・化粧品等のインバウンド需要の取り込みを強化。経費面では、生産性向上を図るべく引き続きデジタル化(省人化)等に取り組むと共に、電力の調達方法の見直しや、エネルギーの使用量抑制に努めている。

10店舗を新規出店、37店舗で改装を行い、4店舗を閉店した。結果、グループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業1085店舗(直営店836店舗、星光堂薬局79店舗、サンドラッグプラス72店舗、大屋60店舗、フランチャイズ等38店舗)、ディスカウントストア事業394店舗(ダイレックス394店舗)の計1479店舗となった。

ドラッグストア事業の売上高は1263億円(5.8%増)、営業利益は64億1100万円(6.6%増)。

インバウンド需要がコロナ禍前水準の75%程度まで回復していることに加え、外出機会の増加に伴う化粧品需要の回復により既存店売上高が堅調に推移した。加えて、8店舗の新規出店、30店舗の改装などにより、売上高が前年を上回っている。

ディスカウントストア事業の売上高は825億7700万円(8.8%増)、営業利益は45億700万円(15.9%増)。

原材料価格の高騰に伴う食料品等の市場価格上昇により、引き続き食品部門が好調。出店状況は、2店舗を新規出店し、7店舗を改装した。

通期は、売上高8030億円(6.8%増)、営業利益462億円(12.7%増)、経常利益453億円(8.6%増)、親会社に帰属する当期利益304億5000万円(4.5%増)を見込んでいる。

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