すかいらーく 決算/1~3月売上高13.0%増、小皿商品の充実で来店頻度増

2024年05月15日 17:32 / 決算

すかいらーくホールディングスが5月15日に発表した2024年度12月期第1四半期決算によると、売上収益955億8000万円(前年同期比13.0%増)、営業利益61億円(前期は3億8000万円の損失)、税引前利益54億4900万円(前期は10億4300万円の損失)、親会社に帰属する当期利益34億2100万円(前期は6億6100万円の損失)となった。

同期間の既存店売上高は13.2%増。2023年11月に、ファミリーダイニングブランドで、幅広い利用動機を獲得できるグランドメニューを導入したことから、客単価も上昇している。

小皿商品の充実により、幅広いオケージョンでの使い勝手が向上。来店頻度増にも貢献した。

売上総利益率は、メニュー改定による粗利益率の改善や店舗段階での食材ロスの低減、部門横断の原価低減プロジェクトで講じた対策などにより、価格高騰の影響を一定程度抑制した。その結果、売上総利益率は67.6%と前年同期と同水準で、依然として業界の最高水準を維持している。

販売費および一般管理費は売上増加に伴い、前年同期比で増加。商品・サービスの品質向上により再来店してもらうことを目的に、売上の大きい週末に重点的に従業員を配置したため人件費が増えたが、企図した通り、売上増と利益増につなげた。

その他の営業費用は、7店舗の閉店による、のれんの除却損を5億700万円計上している。

第1四半期の新規出店は6店舗、業態転換は15店舗だった。新規出店6店舗のうち3店舗は海外での出店で、台湾で「しゃぶ葉」を2店舗、「むさしの森珈琲」を1店舗オープン。店舗改装(リモデル)も継続しており、7店舗の改装を実施した。

通期は、売上収益3750億円(5.7%増)、営業利益150億円(28.3%増)、税引前利益120億円(38.1%増)、親会社に帰属する当期利益75億円(56.9%増)を見込んでいる。

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