札幌市大通駅前/高さ約185mの商業複合ビル、2028年度竣工
2024年10月29日 16:51 / 店舗
平和不動産は10月28日、札幌市の大通駅前で進める「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」で、権利変換計画の認可を受けた。
敷地面積約5,030m2に、地上36階、地下3階、高さ約185mの複合施設を建設する。業務施設、商業施設、宿泊施設、駐車場、地域冷暖房施設で構成し、延床面積は約99,800m2。2028年度の竣工・共用開始を計画する。
事業では、商業・業務・交流機能の充実、国際水準の宿泊機能としてのラグジュアリーホテル導入、重層的な歩行者空間の整備、大通以南初のエネルギーセンターの整備や環境配慮、防災機能の強化等を行うことにより、札幌都心の価値向上に寄与し、持続可能で魅力ある札幌都心をけん引する拠点の形成を目指す。
商業施設は、地下コンコースで、地下鉄南北線のホーム階と接続する予定だ。
平和不動産は、グループ長期ビジョン「WAY 2040」において、成長戦略の一つとして「再開発事業の拡大 ~人々を惹きつける場づくりの全国展開~」を掲げ、札幌再開発を推進している。自社史上最大規模の再開発プロジェクトとなる「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」の推進のほか、札幌においても人々を惹きつける場づくりを展開することにより、札幌の都市競争力の強化に貢献するという。
■計画概要
敷地面積:約5,030m2
延床面積:約99,800m2
計画容積率:約1,650%
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
主要用途:業務施設、商業施設、宿泊施設、駐車場、地域冷暖房施設
高さ:約185m
階数:地上36階、地下3階
参加組合員:平和不動産
特定業務代行者:大成建設
事業コンサルタント:三菱地所設計・総合不動産鑑定コンサルタント共同企業体
基本設計者:三菱地所設計
実施設計者:大成建設・三菱地所設計設計共同企業体
デザイン監修者:隈研吾建築都市設計事務所
■スケジュール
2022年12月:都市計画決定
2024年度:市街地再開発組合設立、権利変換計画認可
2028年度:竣工・供用開始
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