スタバ、霧島酒造/宮崎県都城市にコラボ施設、2026年春オープン
2024年10月30日 16:36 / 店舗
スターバックス コーヒー ジャパンと霧島酒造は2026年春、共同プロジェクトとして宮崎県都城市にコラボレーション施設をオープンする。
地域をはじめとした“みんなの憩いの場”であるとともに、自然環境と調和した、地域社会と共生するための気づきやアクションにつながる発信の場とする計画だ。
建築家の隈研吾氏を起用し、スターバックスと霧島酒造の持続可能な未来への想いを体現する空間を提供する。
施設の象徴となるガラス張りの植物園は、緑あふれる空間のなかで人と自然の関わりを体感できる場所。「暮らしを支える植物」「味覚で楽しむ植物」「彩りを添える植物」「水と共に生きる植物」の4つのテーマに沿った、約80種類の亜熱帯植物が楽しめる。
「味覚で楽しむ植物」のエリアでは、両社の商品を支える大切な原料である、コーヒーの木やさつまいもなどが育つ様子が観察できる。「水と共に生きる植物」のエリアでは、水辺の植物とともに錦鯉が泳ぐ姿を見ることができ、水や緑、光が織り成す自然の豊かさを感じることができる。
植物園では、霧島酒造の焼酎を製造する過程で発生する蒸留温排水の熱エネルギーを活用することで、年間を通して、植物の様々な表情を楽しめる。さらに、施設で利用する電力は「サツマイモ発電100%」で運用する予定で、環境に配慮した施設運営を行う。
施設屋内に設ける客席や、植物園内、芝生エリアにあるテラス席では、くつろぎながらコーヒーを楽しめるほか、ゆったりと流れる時間をそれぞれの楽しみ方で過ごせる。芝生エリアは、家族・友人でくつろぐことができ、小さな子どもが自然に触れあいながら遊べる場としても利用できる。
さらに、エントランス横の階段を上った先には、霧島山や沖水川の雄大な姿を一望できる屋上庭園があり、都城の豊かな自然の魅力を感じながら特別なひとときが楽しめるという。
施設では、地域社会や自然環境に前向きなアクションとして、両社で排出するコーヒー豆かす、焼酎粕を用いた「たい肥づくり」など、自然の恵みを体感できるワークショップを計画している。
できあがったたい肥で苗木を育成し、将来的には植林するなど、これらの活動を地域の循環につなげる考えだ。
■建設概要
建設場所:霧島酒造 本社増設工場北側
所在地:宮崎県都城市下川東4
建物構造:鉄骨造 1階建て
敷地面積:4,685m2
延床面積:703m2
客席数:施設屋内 57席(予定)、テラス 18席(予定)
駐車場:約30台
定休日:不定休
着工:2024年10月1日
オープン予定:2026年春
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