くら寿司 決算/11~1月営業利益24.1%減、原材料価格・人件費などコスト増
2025年03月14日 16:32 / 決算
くら寿司が3月14日に発表した2025年10月期第1四半期決算によると、売上高585億5600万円(前年同期比4.4%増)、営業利益13億2600万円(24.1%減)、経常利益14億4500万円(22.0%減)、親会社に帰属する当期利益9億2100万円(27.1%減)となった。
原材料価格や人件費が上昇している。
店舗開発では、国内1店舗、米国6店舗、台湾1店舗の計8店舗をオープン。この結果、第1四半期連結会計期間末の店舗数は、全て直営で683店舗(「無添蔵」4店舗、「くらおさかな市場」1店舗、米国70店舗、台湾59店舗、上海3店舗を含む)となった。
日本国内の売上高は429億7700万円(0.5%増)、経常利益14億9700万円(28.3%減)。
人気アニメ「ブルーロック」など話題性の高いコンテンツとのコラボ企画の実施などで、売上高は好調に推移した。コストの上昇が続く中、ハレの日にサプライズ演出を行うサービス「プレゼントシステム」を導入開始するなど、回転寿司本来の楽しさを追求。競合との差別化強化に努めている。
出店では、「船橋フェイス店」を新規オープンした。
米国子会社Kura Sushi USA,Inc.(KSU)の売上高は96億500万円(25.2%増)、経常損失1億3700万円(前年同期は経常損失2億7600万円)。
積極的な新規出店とコラボ企画の展開により売上は好調。売上原価、管理部門の経費の抑制に努めたことで、収益は改善している。
出店については、オレゴン州の「ビーバートン店」など6店舗を新規オープンし、順調に拡大を図ってきた。
台湾子会社 亞洲藏壽司股份有限公司(KSA)の売上高は60億4000万円(5.4%増)、経常利益は8500万円(1.2%増)。
台風など天候不良の影響を受けたが、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」とのコラボ企画などで売上高・利益は順調に推移している。
出店については、新北市に「板橋遠科店」を新規オープンした。
通期は、売上高2430億円(3.4%増)、営業利益50億円(12.3%減)、経常利益52億円(16.5%減)、親会社に帰属する当期利益34億円(5.4%増)を見込んでいる。
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