DCM 決算/3~5月減収減益、多雨でレジャー用品が苦戦

2025年06月27日 16:24 / 決算

DCMホールディングスが6月27日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、営業収益1383億2700万円(前年同期比2.2%減)、営業利益96億8500万円(5.4%減)、経常利益91億5500万円(1.6%減)、親会社に帰属する当期利益58億8100万円(3.4%増)となった。

DCM

3月は気温上昇に伴って除草関連商品や殺虫剤が好調に推移した。

4月以降は気温が上がらない日も多く、また多雨だったこともあり屋外作業用品やバーベキュー関連商品が苦戦した。

DCMブランド商品は、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コスト上昇などの影響を受けているが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ効果もあり、売上高構成比率を引き上げられたという。

また、エクスプライスのPB商品(MAXZEN)も重点販売に取り組んだ。

グループの新規出店は4店舗、退店は4店舗を実施。これにより、6月末現在の店舗数は843店舗となっている。

商品別にみると、園芸部門売上高は266億8400万円(4.1%減)。4月以降低温と降雨の影響によって、除草剤や刈り払い機などの除草関連商品や殺虫剤は低調だった。

植物は、花の苗や切り花は低迷したが、野菜苗は好調だった。

ホームインプルーブメント部門の売上高は264億6700万円(2.3%減)。

DIY関連商品は、プロ向けの商品が好調。家具転倒防止用品などの防災用品は、防災需要の反動減により低調だったが、空調服や遮熱シートなどの猛暑対策商材は伸びている。

ホームレジャー・ペット部門の売上高は191億8700万円(4.6%減)。

ペット用品、バーベキュー関連商材を中心としたレジャー用品が低調に推移した。

ハウスキーピング部門の売上高は198億7800万円(1.0%減)。

マスクなど衛生用品の需要は低下しているが、洗濯洗剤、柔軟剤、水や米などの食品が好調だった。

ホームファニシング部門の売上高は144億2600万円(4.5%減)。

リニューアルしたDCMブランドのフライパンや清掃用品などは好調に推移したが、節約志向の高まりによる買い控えの影響を受けて、部門全体では売り上げが減少している。

ホームエレクトロニクス部門の売上高は100億6000万円(6.4%減)。

4月以降は気温が上がらない日も多く、エアコンや扇風機などの電気冷房機器は低調に推移した。

通期は、営業収益5536億円(1.7%増)、営業利益350億円(5.3%増)、経常利益336億円(8.4%増)、親会社に帰属する当期利益196億円(14.3%増)を見込んでいる。

DCM 決算/2月期営業利益15.8%増、防災・防犯用品など好調

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