カジュアル衣料5社/8月既存店はユニクロ5.3%増、ライトオンは15.4%減
2025年09月12日 10:10 / 月次
カジュアル衣料5社の8月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ5.3%増、しまむら1.2%増、アダストリア4.4%増、ハニーズ0.5%増、ライトオン15.4%減となった。ライトオン以外の4社は増収を確保した。
8月 | 既存店売上高前年同月比 | 全店売上高前年同月比 |
ユニクロ | 5.3%増 | 7.2%増 |
しまむら | 1.2%増 | 0.8%増 |
アダストリア | 4.4%増 | 9.6%増 |
ハニーズ | 0.5%増 | 1.0%増 |
ライトオン | 15.4%減 | 35.1%減 |
■国内ユニクロ事業(2024年8月期:売上高9322億円)
既存店(714店)+Eコマースの売上高5.3%増、客数5.5%増、客単価0.2%減
直営店(784店)+Eコマースの売上高7.2%増、客数7.2%増、客単価0.1%減
出退店は、出店0店、退店1店
8月は気温が高く推移し、夏物商品の販売が好調だったことに加え、トレンドを捉えた通年商品の販売が好調だった。
■しまむら事業(2025年2月期:売上高6353億円)
既存店売上1.2%増
全店売上0.8%増、客数1.3%増、客単価0.5%減
出店0、退店0、月末店舗数1416店
酷暑や大雨、カムチャツカ半島付近の巨大地震による津波警報などの影響を受けたものの、婦人アウター衣料や服飾雑貨が売上を伸ばした。
■アダストリア(2025年2月期:売上高2931億円)
既存店売上高4.4%増、客数6.0%増、客単価1.5%減
全店売上高9.6%増、客数13.2%増、客単価3.2%減
出店0、退店3、月末店舗数1322店
気温の高い日が続き、夏休みの外出需要もあり夏物商品の販売が好調。月後半は秋物商品の比率がアップ。昨年に比べて休日が1日多かったことで、既存店前年比に1.3ポイントのプラス影響があったと試算。
■ハニーズ(2025年5月期:売上高577億円)
既存店売上高0.5%増、客数5.1%増、客単価4.4%減
全店売上高1.0%増、直営店客数5.2%増、直営店客単価4.2%減
出店2、退店2、月末店舗数864店
夏物セール品の動きが好調。前年よりも休日が1日多かったことで既存店売上は増収。商品ではカットソー、ブラウス、パンツが売れ筋。
■ライトオン(2024年8月期:売上高388億円)
既存店売上高15.4%減、客数10.2%減、客単価5.8%減
全社売上高35.1%減、客数32.3%減、客単価4.1%減
出店0、退店14、月末店舗数230店
期間限定割引商品の投入や上代の引き下げなどで客数増加が進捗したが、売上高は引き続き大幅減となった。
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