カジュアル衣料5社/7月既存店はしまむら11.7%増、ライトオンは22.5%減

2025年08月25日 10:35 / 月次

カジュアル衣料5社の7月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ2.4%増、しまむら11.7%増、アダストリア1.0%減、ハニーズ4.7%減、ライトオン22.5%減となった。6月に続きユニクロとしまむら以外は減収となっている。

7月 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 2.4%増 4.4%増
しまむら 11.7%増 11.3%増
アダストリア 1.0%減 2.6%増
ハニーズ 4.7%減 4.4%減
ライトオン 22.5%減 40.2%減

■国内ユニクロ事業(2024年8月期:売上高9322億円)
既存店(715店)+Eコマースの売上高2.4%増、客数3.7%増、客単価1.2%減
直営店(785店)+Eコマースの売上高4.4%増、客数5.6%増、客単価1.1%減
出退店は、出店0店、退店0店

7月は気温が高く推移し、夏物商品の販売が好調だったことに加え、顧客のニーズとマッチした新商品の販売が好調で既存店売上高は増収となった。

■しまむら事業(2025年2月期:売上高6353億円)
既存店売上11.7%増
全店売上11.3%増、客数10.3%増、客単価0.9%増
出店3、退店2、月末店舗数1416店

月を通じて気温が高かったことで、夏物が好調に推移し、全カテゴリーで前年売上を上回った。婦人や子供アウター衣料では、吸水速乾に優れたPB「CLOSSHI」の「FIBER DAY」シリーズが売上をけん引。服飾雑貨では、日傘や帽子、アームカバーなどのUV対策商品が好調。

■アダストリア(2025年2月期:売上高2931億円)
既存店売上高1.0%減、客数0.5%減、客単価0.5%減
全店売上高2.6%増、客数4.9%増、客単価2.3%減
出店2、退店2、月末店舗数1325店

月を通して前年に比べ気温が高く推移し、夏物を中心とした販売となった。グローバルワークとニコアンドが前年を下回り、堅調な他ブランドで補えず、既存店売上高は減収。ブランド別では、ローリーズファーム、レプシィム、ラコレ、ハレなどが好調だった。

■ハニーズ(2025年5月期:売上高577億円)
既存店売上高4.7%減、客数1.9%減、客単価2.9%減
全店売上高4.4%減、直営店客数1.5%減、直営店客単価2.8%減
出店0、退店4、月末店舗数864店

主力商品のカットソーの販売が伸びなかったため、既存店売上は減収。商品ではブラウスやパンツが売れ筋だった。

■ライトオン(2024年8月期:売上高388億円)
既存店売上高22.5%減、客数20.1%減、客単価3.1%減
全社売上高40.2%減、客数39.0%減、客単価2.1%減
出店0、退店5、月末店舗数244店

既存店売上高は値引き率を抑え適正価格での販売を継続したことで減収。計画通りの退店を行ったことで、全社売上高は大幅減収となった。

カジュアル衣料5社/6月既存店はユニクロ6.4%増、ライトオンは18.6%減

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

株式会社しまむらに関する最新ニュース

一覧

月次 最新記事

一覧

ユニクロに関する最新ニュース

一覧

アパレル・ファッションに関する最新ニュース

一覧

しまむらに関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧