イオンスタイル市川コルトンプラザ/食品・キッズ向け商品に注力11/15オープン
2025年10月27日 10:45 / 店舗
イオンリテールは11月15日、「イオンスタイル市川コルトンプラザ」(千葉県市川市)をオープンする。
ニッケコルトンプラザの2階~3階に出店。旧・ダイエーいちかわコルトンプラザ店の運営区画を引き継ぎ、改装したもの。立地する市川市は、都心から20km圏内に位置し、文教・住宅都市として発展している。都心や県内各地域への交通利便性が高く、ファミリー世帯が多く居住する人気のエリアで、単身世帯比率も高いという。
衣・食・住・ヘルス&ビューティケアのフルラインの売場構成で、主に「食」と「キッズ」を強化。食品は地場野菜や対面鮮魚のコーナーを設けるほか、総菜売場では新たな食を提案する。キッズ用品やカジュアル衣料、暮らしの品は、利用シーン別に提案する。
まず2階の食品売場では、店内手づくりの焼きたてパンを約70種類ラインアップ。145席のイートインを併設し、パンのほか店内で購入した弁当・スイーツをその場で堪能できるようにした。
生地の発酵から焼き上げまで店内で行う「ピッツァソリデラ」も導入。イタリア産トマトソースを使用した王道の「マルゲリータ」をはじめ、ポテトサラダを使用した「コクとうまみのポテトベーコンコーンピッツァ」や「具だくさんてりやきチキンとコーンのピッツァ」など本格的なピッツァを販売する。
総菜の対面量り売りコーナー「リワードキッチン」では30種類のデリカが並ぶ。新たにサラダやローストビーフの品ぞろえを拡大した。
弁当は、市川市の特産品「行徳海苔」を使用した海苔弁当を新たに販売する。
店内製造のスイーツも拡充。果物売場の季節のフルーツ(いちご、ブルーベリー)やキウイフルーツ、バナナなどを使用したワッフルや杏仁豆腐などのスイーツを提供していく。
冷凍食品は、日常使いから専門店のメニューまで約1200品目を展開し、簡便・時短のニーズに応える。ブロッコリーやほうれんそう、「スライスきゅうり」など、使いたい分だけ無駄なく使える冷凍野菜も取り扱う。主菜と副菜をセットにした冷凍ワンプレートやパスタなども拡充する。
子どもから大人まで幅広い世代に人気の餃子を集合展開するコーナーでは、市川市で作られていることから地元でも親しまれている「元祖 オクタン餃子」を導入した。
青果は、JAいちかわの協力のもと、市川市産の野菜を中心に、地場野菜コーナーを常設。果物売場ではカットフルーツを拡充し、パイナップルと旬のフルーツのミックスや食べ比べ商品を用意する。
鮮魚は、豊洲市場を中心に仕入れた旬の丸魚やおすすめの鮮魚・切身を対面鮮魚コーナーで提供。接客販売員を常時配置し、顧客の要望に応じて三枚おろしや刺身、切身など調理対応する。魚総菜コーナー「魚魚炎(ととえん)」も導入し、塩鮭やかれい、さばなどを使用した焼き魚弁当も取り扱う。
精肉は、ファミリー世帯が多い地域特性から、まとめ買いニーズに対応し、ジャンボパックの品ぞろえを強化。豚肉のうす切りや生姜焼き用、ステーキ用、国産若どりもも肉などを豊富に取りそろえる。「豚ロース味付トンテキ」や「若どり味付もも肉」といった、フライパンで簡単に調理できる味付肉で時短調理も提案していく。
リカーコーナーでは、イオンでしか買えない限定商品や直輸入のワインやウィスキーを300種類以上取り扱うほか、チューハイ売場では、若い世代に人気のフルーツフレーバーのチューハイやカクテル、ソーダ系のハイボールを拡充。市川市初のブルワリー「ありのみブルワリー」の「ハードスターゲイジング」や市川市産のビーツを原料とした「ビーツでつくったIPA-scarlet-」も販売する。
このほか市川市の特産品やブランド銘菓を導入し、手土産需要に応えた。
携帯端末を使って自身で商品をスキャンしながら買い回り、精算は支払いだけで済ませられる「レジゴー」のほか、「キャッシュレスセルフレジ」、現金にも対応する「セルフレジ」、支払いのみセルフで行う「セミセルフレジ」を設置。従業員が商品のスキャンから精算まで行う「サポートレジ」も稼働するという。
2階のビューティ&ヘルスケア売場では、暮らしの必需品を提供する。Z世代から幅広い年代向けにアジアンコスメやトレンドコスメを拡充。ポイントメイクからベースコスメまで幅広く展開している「fwee(フィー)」や「rom&nd(ロムアンド)」「Anua(アヌア)」などの韓国コスメなどを品ぞろえする。
また、「セザンヌ」や「CANMAKE」などのトレンドコスメやイオンの独自ブランドも一堂に展開。フェイスマスクは、コストパフォーマンスの高いスキンケアのコスメブランド「Sokko beauty」などを取り扱う。
売場に設置してある専用タブレットの画面に自身の顔を映し、気になる商品の色味や質感のシミュレーションができるサービス「ARバーチャルメイク」を導入。自身に合う商品が選べるベースメイクやアイメイク、リップなど10ブランド約700品目と、幅広い商品を取りそろえる。タッチアップせずにさまざまなブランドを同時に試すことができ、気軽に商品を選定可能だ。
「イオン薬局市川コルトンプラザ店」では、全国の医療機関からの処方せんを年中無休で受け付け、土日・祝日も9時~21時まで営業する。電子版お薬手帳のアプリ「ポケットファーマシー」のサービスも利用でき、スマホで処方せんを撮影・送信すると調剤の予約が可能。薬の出来上がりをスマホに連絡する。
自身で気軽に健康状態をチェックできる「血圧計」「体組成計」「血管年齢計」も設置した。
また、同フロアでは、暮らしの必需品をトータルコーディネートする「ホームコーディ」も展開。寝具やインテリア用品、家事生活用品、ダイニングキッチン用品などを取りそろえる。
専門店では、「マリオンクレープ」の新規出店が決まった。
3階では、ベビー・キッズ専門店「キッズリパブリック」を展開。「ベビー」「幼園児」「スクール」と年齢別に区分けした売場を設け、子どもの成長ごとに変化するニーズに合わせた商品の特長を分かりやすく伝える。
このうちベビー(0~3歳)売場では、マタニティウエアやベビーアパレル、服飾雑貨など豊富にラインアップ。妊娠・出産期の不安や悩みに応えるため、社内資格の「ベビーアドバイザー」を取得した従業員を配置しているという。
幼園児(3~6歳)の売場では、機能性に優れたベーシックアパレルのほか、コーディネート提案やトレンドが一目で分かる陳列や演出で最新ファッションを提案。イオンとトップスタイリスト熊谷隆志氏がコラボしたブランド「NIRMATA(ニルマータ)」のキッズアパレルを販売する。
このほか、ライフスタイルに合わせたファミリー向けのカジュアルファッションも充実させていく。
おもちゃ売場には、積み木などの知育玩具を触って遊べる体験コーナーを設置。子どもの遊び場を設け、子どもと家族が一緒に楽しく過ごす場を提供する。
授乳やおむつ替えに使える「赤ちゃん休憩室」は、おむつ替えベッド5台、ベビーカーで入室できる授乳室を6室用意。一部の授乳室はパパも利用できるほか、赤ちゃんの飲食スペースも設置し、ファミリーで利用しやすい環境を整えた。
■イオンスタイル市川コルトンプラザ
所在地:千葉県市川市鬼高1-1-1
開店日:2025年11月15日
売場面積:約1万3779m2(直営約1万1809m2、専門店約1970m2)
建物構造:地上4階建て(SC:ニッケコルトンプラザ)
駐車台数:2500台(ニッケコルトンプラザ共有)
駐輪台数:3000台(ニッケコルトンプラザ共有)
専門店数:7店舗 (うち2店舗はATM)
営業時間:
2階 食品・日用品・暮らしの品8時~23時、イオン薬局(調剤)9時~21時
3階 衣料品9時~21時(平日)、9時~22時(土・日・祝)
休業日:年中無休
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。



