セブンイレブン/商品開発「新しさ・見栄え」優先に改革、おにぎり・麺に手応え

2025年10月31日 17:20 / 商品

セブン-イレブン・ジャパンの阿久津知洋社長は10月31日開催されたIRイベントにおいて、新商品開発は、「今後は新しさの追求、見栄え優先のパッケージを重視。社員だけでなく、外部のクリエーターの知見も取り入れ、改革していく」方針を明らかにした。

改革の成果は、米飯・麺類カテゴリーであがっている。

「外部と協業した旨さ相盛りおむすびが好調で、おにぎり分類の9月売上高は前年同月比16.1%増、米飯全体でも2ケタ増となった。10月も米飯が一番伸びているカテゴリーだ」という(阿久津社長)。

<阿久津社長>
阿久津知洋社長
※10月28日セブンカフェ 水素焙煎コーヒー発表会で流通ニュース撮影

また、10月投入した「およがせ麺」シリーズが好調なスタートを切り、麺類の10月売上高は25カ月ぶりに前年同月を超える見込み。

今後も水素焙煎(ばいせん)コーヒー、カウンター商材など各カテゴリーの改革を拡大する。

阿久津社長は「われわれは全国2万1000店舗で、共通の商品を提供することを重視してきた。そのため、新しいものを作る時に原材料・調達の限界があり、同じものを繰り返し作るということがこの数年起きていた。これからは圧倒的差別化商品は数量限定、希少性の高い原材料を使用する際は期間限定で販売する。新しいキャッチフレーズ『なにがあるかな、セブン-イレブン』は、いつも何か新しい出会いがある店にしたいという意味を込めた」と意気込みを語った。

取材・執筆 鹿野島智子

セブンイレブン/「セブンカフェ 水素焙煎コーヒー」10/28発売、UCC上島珈琲と開発

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