ファミマ／店舗でのクマ対策ガイドラインを策定、店内サイネージでメッセージ配信も
2025年11月07日 14:58 ／ 経営
ファミリーマートは11月7日、クマ対策のガイドラインを策定し、周知・徹底を強化すると発表した。
＜「FamilyMartVision」メッセージ＞
ガイドラインは「事前準備の徹底」「近隣で出没情報を入手した場合」「直接目視できる距離で出没した場合」「営業の再開について」の4項目を掲げる。
「事前準備の徹底」では、ゴミ箱やゴミ置場、駐車場に食べかすや飲料の液垂れがない状態を維持し、廃棄商品の事務所内保管など店頭の衛生的な状態を維持する。さらに自治体発信の出没情報をホームページや防災アプリなどを確認し事前準備を徹底する。
また、クマの出没頻度が高い北海道・東北地域の一部店舗には、クマ撃退スプレーを先行配布する。
「近隣で出没情報を入手した場合」の対応として、駐車場対応などの屋外作業を中止し、屋外の顧客を店内または車内へ避難するよう誘導。自動ドアの電源を切り、状況に応じてドアを施錠し、避難希望者がいる場合は店内へ誘導する。
「直接目視できる距離で出没した場合」には、屋外の顧客・店舗従業員は、大声を出さず速やかに店内または車内へ避難するように誘導。自動ドアの電源停止と施錠を行って、速やかに警察へ通報する。
「営業の再開について」では、警察や自治体による広報、防災無線などで、クマが立ち去り安全が確保されたことを確認した上で通常営業を再開する。
ファミマでは全国1万店以上に設置しているデジタルサイネージ「FamilyMartVision」で、クマの出没に関するメッセージを11月10日から順次配信。顧客や店舗従業員に注意喚起を促すとともにアプリ「ファミペイ」のトップページにもメッセージを配信する。
コンビニのクマ対策では、ローソンが10月末に基本方針を策定し、撃退スプレーの配布などを発表している。
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