丸井グループ 決算/4~9月営業利益22.7%増、小売・フィンテック両セグメント好調
2025年11月11日 17:13 / 決算
丸井グループが11月11日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1364億2700万円(前年同期比10.1%増)、営業利益263億9500万円(22.7%増)、経常利益230億5800万円(17.3%増)、親会社に帰属する当期利益148億2500万円(22.0%増)となった。
グループ総取扱高は前年比10%増と2桁伸長し、2兆6137億円となった。小売セグメントはテナント・イベント収入の増加、フィンテックセグメントは「好き」を応援するカードの会員数の増加や家賃保証などのサービス収入の拡大などで、両セグメントともに堅調に推移している。
小売セグメントの営業利益は51億円(57%増)で、前年を19億円上回った。
マルイ・モディ店舗では、リアル店舗ならではの価値創出をめざして「売ること」を目的としない体験型テナントやスクール、飲食・サービスなどの導入を推進。非物販テナントの面積構成は65%(3%増)となり、カテゴリー転換が着実に進んだ。新たなテナントの導入により、店舗の未稼働区画の面積は減少。施設のバリューアップが進んだことから、営業利益は4期連続の増益となっている。
全国のマルイ・モディの出店スペースの検索から契約までをオンラインで完結することができるマルイの出店サービス「OMEMIE(おめみえ)」により、新規テナントの導入が進む。その結果、新たなテナントが提供するサービスの体験会やワークショップなど、イベントのバリエーションが広がっているという。
フィンテックセグメントの営業利益は254億円(14%増)で、前年を31億円上回った。
戦略的に進めている「家計シェア最大化」の取り組みにより家賃払いでの利用、公共料金などの定期払いが伸長したことで、第2四半期のカードクレジット取扱高は1兆2252億円(10%増)、第2四半期累計では2兆4066億円(10%増)とそれぞれ過去最高となっている。
通期は、売上高2725億円(7.1%増)、営業利益500億円(12.3%増)、経常利益420億円(5.2%増)、親会社に帰属する当期利益280億円(5.3%増)を見込んでいる。
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