渋谷パルコ／10月に過去最高の取扱高48億6000万円を達成、大型改装が奏功

2025年11月18日 15:52 ／経営

パルコが運営する渋谷PARCOでは10月、単月取扱高が48億6000万円で前年比27.6％増、来館客数も前年比21.3％増と前年から大きく上回り、過去最高の取扱高を達成した。

＜過去最高の取扱高48.6億円を達成＞

渋谷PARCOは、19年11月に「新生」渋谷PARCOとしてリニューアルオープンし、24年で5周年を迎えた。25年度は、創業者・増田通二の言葉「解体を主張する」というメッセージを再解釈して、新生オープン以来初の大型改装を実施。無添加カレー店「HUMANMADE／CURRYUP」の出店（10月29日開業）をもって80区画・約5950m2のリニューアルを完了した。

ラグジュアリーメゾンや気鋭のブランド含むファッションを中心とした1〜4階に加え、新フロアコンセプト「CHAOS CULTURE GEEK（カオスカルチャーギーク）」を掲げた5階、世界初出店IPコンテンツを迎えた6階などの各フロアが7月に誕生。渋谷PARCO全館で「グローバルニッチ」を体現する空間への変化を生み出し、国内外問わずニッチカスタマーに向けて、唯一無二の価値を提供しているという。

こうした改装効果が最大限に寄与し、9月の売上高41億円（22.6％増）の好調に続き、10月に過去最高の取扱高を達成。これまで単月で過去最高取扱高を記録していた2024年12月の43億7000万円を上回った。

年末商戦・セールなどが絡まない時期での取扱高更新は異例で、改装による効果が最大限発揮された結果だと同社は分析している。

また、11月21日～24日の4日間には、大型リニューアル後の6周年企画「Shibuya Parco 6th Anniversary」を開催。初日夜は全館を使ったOpening Partyの開催をはじめ、各ショップでは限定アニバーサリーアイテムや先行販売商品を用意する予定だ。

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