小田急電鉄/海老名駅西口「ViNA GARDENS」27年春ファミリー棟オープン
2025年12月23日 16:20 / 店舗
小田急電鉄はこのほど、小田急線海老名駅西口の開発エリア「ViNA GARDENS」(神奈川県海老名市)について、最終施設2棟の新築工事計画を決定した。2027年春に「(仮称)ファミリー棟」を、2028年に「(仮称)ホテル温浴棟」をそれぞれ開業する。
同開発エリアは全9開発区画からなり、今回の2棟により全ての開発を完了するという。
海老名市では現在、開発や住居供給、交通利便性の向上に加え、子育て支援に関する公的サービスが充実していることなどを背景に、同市の将来推計を上回る勢いで人口が増加している。特に0~4歳と30~44歳の人口が増加していることから、若いファミリー層の流入が多い。
今回新たに整備する「(仮称)ファミリー棟」では、保育園や学童保育に加え、グローバルな視点を育む教育機能を備えた学習環境を用意。多様な価値観に触れながら、子どもたちが伸び伸びと成長できる場を創出し、共働き世代や教育ニーズの多様化に応える。
また、ペットとの暮らしを大切にする家庭に向けて、トリミング、しつけ教室、動物病院、ペットホテルなどの機能も導入。大切な家族の一員であるペットの健康や豊かな暮らしをサポートし、飼い主の安心と利便性を高める。このほか、「小さなお子さま連れでもゆったり過ごせる」をコンセプトに、家族で楽しめる飲食空間を目指す。
そして「(仮称)ホテル温浴棟」では、駅至近の立地に、同開発エリア内の地下約1300mから湧き出る温泉を楽しめる日帰り温浴施設やホテル、店舗を整備。気軽に立ち寄れる温浴施設は、駅前ながらも天然温泉を堪能できる大浴場や大型のサウナ、家族風呂を備える。
さらに、温浴後にゆっくりと過ごせるラウンジには、休息に最適なリラックススペース(お昼寝処)や子育て世代に配慮したキッズエリア、ビジネス利用に対応したワークスペースを計画。ホテルに滞在中、温浴施設を自由に利用可能だという。
約120室の客室は、ビジネスに適した機能的なシングル・ダブルルームから、家族やグループ利用を想定した部屋まで、目的や利用人数など多様なニーズに応える客室構成とした。
■(仮称)ファミリー棟
所在地:神奈川県海老名市めぐみ町512-9(地番)
敷地面積:3395.90m2
延床面積:3527.73m2
構造:鉄骨造
規模:地上5階建て(高さ22.6m2)
着工:2025年11月
竣工:2026年12月
事業主:小田急電鉄
設計:高松建設
施工:高松建設
■(仮称)ホテル温浴棟
所在地:神奈川県海老名市めぐみ町512-4(地番)
敷地面積:2079.32m2
延床面積:1万573.22m2
構造:鉄骨造
規模:地上12階建て(高さ51.5m2)
着工:2026年1月
竣工:2027年11月
事業主:小田急電鉄
設計:高松建設
施工:高松・青木あすなろ特定建設工事共同企業体
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