日本フードサービス協会/12月の外食売上6.0%増、年末の家族需要・小規模宴会が好調

2026年01月26日 14:48 / 月次

日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の12月度売り上げ状況は、前年同月比6.0%増となった。客数は2.4%増、客単価3.5%増だった。

12月度 売上高前年同月比
全体 6.0%増
ファストフード 5.8%増
ファミリーレストラン 5.8%増
パブ・居酒屋 6.3%増
ディナーレストラン 7.6%増
喫茶 8.2%増

12月は、年末の休みが長くなったことから、年末を中心に家族客などの外食需要が好調となった。また、今や忘年会の主流となった小グループや個人の宴会が、月後半から年末の休みにかけて好調で、飲酒業態の客数を押し上げた。

インバウンド需要は、中国からの団体客の減少が見られたものの、全体としてはおおむね堅調に推移した。客単価の上昇、ファストフードやファミリーレストランの低価格業態が堅調で売り上げを下支えした。

ファストフードは、全体5.8%増となった。「洋風」は、期間限定商品やクリスマス前後のチキンなどが好調で、6.4%増。「和風」は、主要メニューに他商品を付けた期間限定メニューなどが好評で、8.2%増。「麺類」は、ラーメンの季節メニューやアルコール販売が好調で、5.3%増。「持ち帰り米飯/回転ずし」は、年末の休みを中心に回転ずしが家族客などでにぎわった一方、持ち帰り米飯の客数低迷が続き、1.0%増にとどまった。「その他」は、「アイスクリーム」のクリスマスケーキの売れ行きが好調で、5.2%増となった。

ファミリーレストランは全体5.8%増だった。「洋風」は、前年のお得なキャンペーンの反動で客数が落ちたところもあったが、低価格業態の集客好調が続き、5.6%増。「和風」は、年末を中心にロードサイド店で家族客が増え、客単価の上昇とあいまって6.7%増。「中華」は、お得なランチメニューと店舗増で、5.5%増。年末の休みを中心に集客した「焼き肉」は、5.0%増となった。

パブ・居酒屋業態は、多くの企業の仕事納めとなった26日を中心に集客が好調で6.3%増。

法人などの大型宴会が少なくなった一方で、個人や小グループでの宴会が定着。年末の休みには、郊外や繁華街でも集客が好調だった(客数3.9%増)。

ディナーレストラン業態は、個人や家族などの小グループの宴会が好調。月後半を中心に、週末やクリスマス、年末の休みなどで客足が伸び、7.6%増となった。

中国からの団体客減少により京都や大阪などの観光地では影響が見られたものの、他地域からのインバウンドは引き続き好調だった。

喫茶業態は、観光地での集客が弱いところがあったものの、一部では値上げが一巡して客数が戻った店舗もあり、客単価の大幅増(8.4%増)に支えられて売り上げは8.2%増。

なお、2025年通年では、円安を背景に物価高・原材料高が続き、外食でもメニュー価格改定が断続的に行われたことから、「客単価上昇」(4.3%増)が外食の売り上げの押し上げ要因となっており、全体の売り上げは7.3%増だった。

物価高騰の中、「消費者の節約志向」もさらに強まっており、割り引きキャンペーンや、値上げを行わない企業、相対的に価格が安い「ファストフード」などの企業が好調。

また、日常は節約し、ハレの日の外食(年末年始や夏休み、お盆)にはお金を使うといった消費の選別も進んでいる。

日本フードサービス協会/11月の外食売上8.7%増、ランチ・温かいメニューが好調

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