ワークマン/26年からマス化製品強化、リカバリーウェア・暑さ対策商品を拡大
2026年02月10日 10:05 / 商品
ワークマンは2026年から、「マス化製品」の販売を強化することで、さらなる成長を目指す。
年間売上高の1割超(約100億円)を稼ぐ人気商品を「マス化製品」に設定。多様な製品を多く売る体制から、特定の少数製品を大量に売る経営にシフトする。
2月9日開催された春夏新製品発表会で土屋哲雄専務は、「マス化製品」の販売強化の狙いについて以下のように説明した。
「以前はヒット商品が出ても3割の増産が限度で、ワークマンの看板商品を生み出すまでに至らなかった。今後は売れたら10倍の増産を実現し、マス化製品の売り上げだけで2028年3月期売上高の5割達成を目指す」。
2026年1~8月は、マス化製品としてリカバリーウェア「メディヒール」、暑熱軽減「XShelter」、ファン付きウェアなど猛暑対策商品、冷感商品など夏の快適インナーの4つを設定。
これらに、今後マス化製品として育成していく通称「不審者パーカー」など「UVカットウェア」を加えた5アイテム・2475万点・販売金額520億円を目標としている。
特に、2025年9月1日~12月30日(実売20日間)で、319万点を完売(販売金額55億円)した「メディヒール」は、2026年はシリーズ2100万点投入し、販売金額350億円を目指す。
土屋専務は「マス化製品というのは少数の自社製品を多くの人に売るため、リスクが集中する。場合によっては100億円単位の在庫を抱えることになる。ただそれをやらないとメジャーなブランドになれず、海外にも行けない。また、ヒット商品を量産できず、看板商品をつくれなかったことで、会社のイメージが分散してしまうことも課題だった」と次の成長に向け、危機感をにじませた。
また、フランチャイズ運営について、従来の個人フランチャイジーに加え、法人フランチャイジーも、都市部周辺のショッピングセンター中心に増やしていく。
現在10社と契約し、20店舗の進出が決定しているという。
マス化製品の育成、法人FC導入、都市部周辺の有力商業施設への出店拡大で、2031年にはWorkman Colors・ワークマン女子店は300店舗体制、売り上げ1000億円を計画している。
加えて、土屋専務は「企業としての成長とともに、社員の平均年収を小売業界最高レベルの1000万円に引き上げる」と意気込みを語った。
取材・執筆 鹿野島智子
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