日本格付研究所/ドンキホーテHDの格付「A+/安定的」に据え置き
2016年01月13日 16:19 / 経営
日本格付研究所は1月13日、ドンキホーテホールディングスの格付をA+、格付の見通しは安定的に据え置いた。
国内でバラエティ型総合DS「ドン・キホーテ」、ファミリー向けライフスタイル型DS「MEGA ドン・キホーテ」、ホームセンター「ドイト」などを展開しているほか、ハワイなど米国へも進出している。
グループ会社と営業、財務、人事面で強い一体性を有しており、格付にはグループ全体の信用力を反映させている。
消費者の節約志向や選別消費が強まる中、当社は消費動向を捉えた機動的な販売戦略の推進などにより、増収増益基調を維持している。
今後も新規出店やインバウンド需要の取り込みなどから、収益は堅調に推移するとみている。新規出店を積極的に進める方針であるが、キャッシュフロー創出力の向上や利益蓄積に伴う自己資本の増加などから、財務構成の維持は可能と考えている。
以上を踏まえ、格付を据え置き、見通しを安定的としたという。
2016年6月期は売上高7300 億円(前年同期比6.7%増)、営業利益398億円(1.8%増)と連結決算開始以来20期連続の増収増益を見込んでいる。
店舗への権限委譲による顧客ニーズへの迅速な対応などにより、足元の既存店売上高は前年同月比プラスで推移している。それに加えて新規出店も順調に進んでおり、増収増益基調が続くとみている。
2015年6月期末の自己資本比率は42.0%(2014年6月期末43.4%)と、期中の出店増加や2016年6月期以降の出店予定物件の取得などによりやや低下した。
2016年6月期の設備投資は「ドン・キホーテ」と「MEGA ドン・キホーテ」を中心とした積極出店により400億円の計画であるが、おおむね営業キャッシュフローに見合う水準と考えているという。
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