小田急/ホテルカンラ京都を増床リニューアル
2016年09月20日 12:30 / 店舗
小田急グループのUDSは10月17日、京都市の「ホテルカンラ京都」を39室増床しリニューアルオープンする。
小田急電鉄が、1月に「ホテルカンラ京都」の資産(土地・建物)とあわせて取得した隣接する教育施設をホテル用途へ転換するとともに、スパ、レストラン、カフェラウンジなどを新設するもの。
「ホテルカンラ京都」は、「既存建物を活かしながら、京都の伝統的な住宅形式である京町家の考え方を取り入れた空間」というコンセプトのもと、2010年に29室のホテルとしてオープンし、今般の増床により68室を擁するホテルとなる。
国内のほか訪日観光客からも人気の高い京都において、JR京都駅から徒歩12分の好立地に位置している。
宿泊客全体の40%以上が訪日旅行客で、国内外の旅行雑誌や旅行情報サイトでも好評を得ており、開業以来好調に推移しているという。
京都では、ホテルカンラ京都のほか、同社が運営する「ホテルアンテルーム京都」(京都市南区)が、7月に67室増床し、178室のホテルとなった。
これらにより、国内旅行やインバウンド需要の高まりにより活況を呈する京都において、合計246室での運営体制となる。
小田急グループの「長期ビジョン2020」では、2020年度までを「収益基盤を強化し事業成長すべき期間」と位置づけている。
2015年2月にUDSを子会社化し、同社の持つノウハウとあわせて、中期経営計画において新たに設定した成長投資枠を活用することで、沿線外におけるホテル事業の展開のほか、既存施設のリノベーションや沿線におけるまちづくり等による収益源の獲得を進めている。
ホテル事業については、インバウンドをはじめとする国内外の観光需要の伸張や「モノ」から「コト」への消費意欲の変化を有望な事業機会ととらえ、都市型ホテルやリゾート型ホテルなどを中心に、今後、2020年度までに10店程度の出店を目指す。
店舗概要
所在地:京都市下京区烏丸通り六条下る北町190
ホテル客室:68室
付帯施設:カフェラウンジ・レストラン
スパ、セレクトショップ
規模:地下3階、地上5階
敷地面積:1947.81m2
延床面積:9748.07m2
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