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矢野経済研究所は10月14日、スポーツシューズ市場に関する調査を発表した。調査によると、2015年のスポーツシューズ国内市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで前年比4.1%増の8914万足、金額ベースで6.5%の3524億6000万円となった。
スポーツシューズ市場で約3割を占める多目的シューズ(一般カジュアルスニーカー)の2015年国内市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで9.2%増の2808万足、金額ベースで15.2%増の1098億9000万円と大幅なプラス成長となった。
スニーカーブームと訪日外国人客による旺盛な需要に加え、2015年から2016年にかけては暖冬であったことから、重厚感のあるブーツスタイルが敬遠されカジュアルスニーカーへ一部の需要が流れたことも、多目的シューズ市場のプラス成長に大きく寄与した。
2015年までの円安の影響で輸入コストが上昇したため、メーカー希望小売価格を上げる動きが目立ったことも、出荷金額が伸長する要因になった。
これらの理由によって、多目的シューズ(一般カジュアルスニーカー)の国内出荷金額は1000億円の大台を突破した。
2016年のスポーツシューズ国内市場規模(メーカー出荷ベース)は、数量ベースで4.3%増の9296万足、金額ベースで5.9%増の3733億5000万円と予測する。
引き続きスニーカーブームやランニングブームが続いていることもあり、この両カテゴリーがスポーツシューズ市場全体をけん引すると予測する。
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