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ZOZO/中国版「ZOZOTOWN」開始、177ショップが出店

2019年12月11日 13:10 / 海外

ZOZOは12月10日、中国版ZOZOTOWN「ZOZO」のサービス提供を開始した。

<中国版「ZOZOTOWN」>
中国版「ZOZOTOWN」

現在ZOZOTOWNに出店中のショップから、ADAM ET ROPE’、CIAOPANIC、L.H.Pなどの全177ショップが出店を開始、今後も追加していく。

中国国内に現地法人「上海走走信息科技公司(Shanghai ZOZO Co., Ltd.)」を置き、メディア編集や翻訳等の業務をはじめ、日本国内から中国への配送や通関などの一連のフルフィルメント業務、カスタマーサポート業務などの中国での販売に必要なすべての作業をサポート。これにより、出店ショップは追加のコストなしに、中国へのスピーディーな販路拡大が可能となる。

ZOZOTOWNは、2011年10月にも中国向けのECサイトを展開したが、2013年1月にクローズした。それから約7年が経ち、現在の中国におけるファッション小売市場は、市場規模、EC化率などにおいて、目覚しく成長。また、一人あたりの年間ファッション消費額も、当時(2012年)と比較して約4倍に成長した。

近年、中国メディアでは日本のファッション文化を紹介する記事も多く確認されており、中国の消費者が、日本のファッション文化に対し関心を高めているという。

新しい中国版ZOZOTOWN「ZOZO」は、商品の販売に限らず、日本のファッション文化も発信する「ファッションメディアECサイト」を目指す。

ZOZOグループが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」の機能を活かし、WEAR上に蓄積されたユーザーによる等身大のコーディネート投稿、トレンドショップニュース、着こなしのコツなどのファッション情報を発信。日本のファッション文化やファッションの楽しみ方を紹介しながら、商品の購入につなげる。

中国国内の既存のECプラットフォームへの展開ではなく、同社が運営する「ZOZOTOWN」として展開することで、UI/UXの自由度を保ちながら、参加ショップ・ブランドの世界観を発信する。

また、商品は、日本国内の「ZOZOBASE」から中国へ越境発送。出店ショップは、日本でのZOZOTOWN出店時と同率の販売代行手数料のままに販売市場を拡大することができる。

さらに、出店ショップの中国展開をサポート。越境ECに関する一連の法律や政策などに定められた条件を当社がクリアすることで、出店ショップの負担となる参入障壁を解消する。

中国での主要決済手段の導入、APIなどのシステム開発、商標登録支援などにより、中国での販売をサポートしていく。

■中国版ZOZOTOWN「ZOZO」公式サイト
https://zozo.cn/

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