イオンモール/ベトナムのバクザン省・カントー市で商業施設開発へ
2023年12月18日 16:17 / 海外
イオンモールは12月18日、ベトナム社会主義共和国バクザン省とカントー市との間に、「ショッピングモール開発に関する投資及び事業推進についての包括的覚書」をそれぞれ締結したことを発表した。
<日越経済フォーラムの様子>
各覚書は、16日に開催された「日越経済フォーラム」で締結したもの。
ベトナム北部に位置するバクザン省は、ベトナム首都ハノイ市から車で約1時間、約190万人の人口を有する。ハノイ市やノイバイ国際空港からの道路アクセスは良好で、山岳部には38万ヘクタールの自然が広がり、ライチ栽培を中心とした農業と林業が盛んな地域。2022年の地域総生産(GRDP)の成長率は北部エリア最大で、今後さらなる経済発展が期待できるエリアだ。
一方、ベトナム最大の都市ホーチミン市から西南に約160kmに位置するカントー市は、人口約125万人を有する中央政府直轄市の1つ。メコンデルタ最大の都市で、豊富な天然資源、肥沃な土壌、温暖な気候を有する。米の生産量が多く、果物類・エビの養殖などの農水産業も盛んだ。近年では交通整備が進み、今後も多くの外国直接投資(FDI)の誘致が期待されているエリアだという。
イオンモールは、現在展開する南部エリア(ホーチミン・ビンズオン)、北部エリア(ハノイ・ハイフォン)にベトナム第3経済圏である中部エリア(ダナン・フエ)を加え、その周辺都市でのドミナント出店を加速している。今後、さらなるベトナム事業の基盤確立を目指し、地方都市への展開を推進することで、ベトナムの持続的な発展とまちづくりに貢献していく。
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